毎月820円を払うのが苦しくて、
ずいぶん前に定期購読を止めてしまった報道写真誌「DAYS JAPAN」。
ずっと押入れにおいていました。
今度、引っ越すので押入れを整理し始めてそれを手に取ると
「広河隆一責任編集」という、表紙の一番上の文字が目立ちます。
表紙の多くは女性たちの写真です。
(広河の野郎はどんな気持ちでこの写真を撮ったんだ!
あのエロジジイは)と思うと
その写真誌が薄汚れた偽善の固まりのように感じ、
もう捨てようと思いました。
私にとって広河隆一は、あのレイプ男山口敬之の双子の兄弟です。
・・・しかし、
捨てる前にちょっとだけ、・・・パラパラめくって見ると、
どの写真も捨てるなんて冗談じゃない迫力です。
第一、写真のほとんど(或いは全て)は
広河隆一が撮ったものではありません。
彼は編集しただけです(その編集が偽善であるにしても)。
〈広河の罪を憎んで、「DAYS JAPAN」を憎まず〉
引越し先まで持って行くことにしました。
私が大好きで何度も見た、下の写真は
「おばあちゃんと猫」という特集の伊原美代子さん撮影の一枚です。
田舎のおばあちゃん一人と猫一匹が、起きている時も寝ている時も
ずっと一緒に、心から信頼しあって暮らす様子を撮った
伊原さんの写真と文は今見ても、読んでも、感動的です。
↓(「ぼた餅みたい」とフクマルを食べようとするおばあちゃん。09年3月)
「DAYS JAPAN」ー人々の意思が戦争を止める日が必ずくるー
Vol.6 No.9 2009年9月号:おばあちゃんと猫/日本人の食べるエビ