毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「中国微信(ウィチャット)でデマ対策のファクトチェック」No.3769

2020-01-28 21:46:09 | 中国事情

              

数日前、中国の学生たちから相次いでメールが来ました。

「春節ですが、新型肺炎予防のためどこも出かけないで家にいます。」

「私の町では『この町でも患者が出た!どこの町にも患者は必ずいる!』と

根も葉も無い噂が飛び交っていて心が落ち着きません」

「政府が言う通り病気が完全にコントロールされているならいいのですが…。

先生、中国に戻るのを延期した方がいいと思います」などなど。

みんな不安でたまらないはずです。

突然、世界と断絶された学生たちの顔が頭に浮かび、

わたしも落ち着きません。

今日はさらに同僚の中国人の先生から

「次の学期開始は流行が収まるまで無期延期されました。」

と連絡があり、(とうとうきたか……)と思いました。

その中国人の先生には

3週間前に菏澤のバスターミナルまで送っていただいたのですが

その時には全く予期できませんでした。

「政府の指示で、親戚訪問やパーティーなどはできず、

営業もスーパーや薬局以外、映画館や飲食店はは営業禁止です」

とのこと。

 

不安な時には風評やデマに影響されやすくなります。

そう言えば一昔前の鳥インフルエンザの時は

「漢方薬の板藍根をお湯で溶いて鶏に飲ませたら効く」という噂が立ち、

板藍根が飛ぶように売れたと学生から聞きました。

今回は「白酒(バイチュウ)を部屋に噴霧したら予防になる」

というのが広がっているそうです。

しかし、ここで注目したいのは現代中国の大企業テンセント社

微信(ウィチャット)でファクトチェックを大展開しており、

こうしたうわさを「偽科学」と断定し、

人々が冷静さを保つことに寄与していることです。

    

日本でも何かにつけて偽情報が飛び交う今日この頃、

ソフトバンクでも楽天でも、どこでもいいですけど

ぜひこうした社会的活動に取り組んでほしいものです。

ーーー息子の店「どるめん&遊」で

 

 

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする