写真:国境なき医師団提供
この写真は国境なき医師団に属する医師、マフムード・アブ・ヌジャイラさんが
昨年10月20日、パレスチナガザ地区北部のアル・アウダ病院のホワイトボード
に書いたメッセージです。
拙訳:
「最後まで(生きて)とどまったものは誰であれ
私たちが自分のできることを為したという物語をみんなに話すだろう
☆わたしたちのことを忘れないで☆」
2023.10.20
多くの医療従事者が木偶のように扱われ、殺され、放置されました。
下はパレスチナ人の著名作家スーザン・アブルハワさんが
今年5月初め、アルジャジーラ放送局から発信したメッセージですが
再掲します。
「私はハンユニスにあるナセル病院の近くにいます。イスラエルが軍隊を引き揚げてから、ここでNGOは(今のところ)2つの巨大な死体遺棄現場を発掘しました。
ここで見出された多くの遺体は医療センターの従事者たちのもので、それらの遺体はなお手術着をまとい、また患者たちは腕に静脈注射のカテーテルをつけていました。多くの人はプラスチックの(血圧測定用?)加圧帯で縛られた状態で至近距離、もしくは遠距離から撃たれたり、生き埋めにされたりしていました。
世界は、この基本的に身を守るすべのない住民たちを見捨てています。
・・・しかし、神様のお陰で学生たちが結集してくれています。ありがとうございます。ここの人々は彼らがどんなに自分たちを愛しているか、どんなに自分たちとともに立ち上がってくれているかをほとんど知りません。ですから、私はここで出会った人たちみんなにそのことを伝えています。学生の皆さんが今していることを私が伝えたとき、ガザの人たちの表情がいかに変わるか、私は言葉で言い表すことができません。」
このメッセージの前日、アメリカのコロンビア大学で
学生たちがパレスチナ連帯の決起をし、その行動はアメリカのみならず、
世界に広がりました。
今も世界各地で名もなき市民たちがパレスチナ人を助ける行動を続けています。
⤵7月20日土曜日、大阪でもパレスチナ連帯のデモがありました。
それはX動画としてガザの人々に届いています。
⤵これは昨日7月22日のガザ南部ハンユニス、爆撃で逃げ惑う人々の姿です。
一体、彼らと私たちの違いはなんなんでしょうか、何も違いません。
恐怖に心も体も強張らせ、逃げているのは私たちかも知れないのです。
今日も繰り返されるジェノサイド、の切り抜き。