私は自分の人生において金持ちだったことはただの一度もない、
と自負していましたが、
今の日本の母子家庭の年平均収入を知って、驚きました。
子どものいる家庭の平均年収が658万円であるのに対して、
母子家庭の収入はたったの181万円。
約3分の1に過ぎません(データは「平成23年度全国母子世帯等調査」)。
その中で、さらに貧窮層にあたる年収125万円以下の世帯が48.2%!!
日本の母子家庭の就労率は81%で、世界でもトップクラスだそうです。
シングルマザーがそんなに頑張って働いているのに、
どうしてこうまで報われないのでしょう。
それは非正規雇用が47%、正職員は39%という数字が示すように、
主に母親の不安定雇用が原因です。
最近、安倍首相はアベノミクス効果などと、一つも言わなくなっていますが、
初めの頃は、雇用率が軒並みアップしたとずいぶん宣伝していました。
でも、その内容は圧倒的に非正規雇用、即ち臨時雇いやパート、アルバイトでした。
なので、庶民は生活が豊かになったという実感など一つもありません。
この母子家庭の収入で、安定した教育を受けさせ、
塾や習い事も人並みにさせてあげたいという願いは叶うでしょうか。
それどころか、お腹いっぱいご飯を食べさせられるかもおぼつかないでしょう。
もう、「勉強ができる子=金持ちの子」という社会に戻りつつあります。
昔、私が子どもだったとき、ピアノが習いたかったのですが、
「そういうのはお金持ちの子がやるもんだ」と母に一蹴されました。
今も、ほぼ同じ雰囲気ではありませんか。
一体、誰のためのアベノミクスだったのか、もはや歴然としています。
経団連に代表される国の1%に満たない大企業=大金持ちのための経済政策なのです。
アベノミクスの経済効果(庶民へのおこぼれ効果)を、まだ信じている人がいたら
ホンマにおめでたいというか、本物のアホです。
世界中に遠征して無駄なお金をばら撒き、
国内の貧乏人からはさらに消費税を増税してむしり取るアベ政権。
アベさん自身、生まれた時から金持ちの子です。
こういう人が帝王学を学び、政治家になってしまったので、
「金持ちの、金持ちによる、金持ちのための政治」に邁進しているのです。
出自は重要だと思う今日この頃です。
私は、日本にも貧乏人の首相が出現して欲しいと心から願っています。
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今日の菏澤市
P.M.2.5 124(軽度汚染) 気温7-18℃ 曇り
冬用の部屋履き28元。ひよこの模様入り靴下12元。
いよいよ冬支度です。