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日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「維新が勝てば、大阪市は消滅する」No.2885

2019-04-03 17:16:20 | 民主主義について
 

つい数年前、あの「維新」はっきりと
「1回しかやらない!」
「最後のチャンス!」
と、声高に叫んで大阪市民に決断を迫っていたこと、
大阪市民なら覚えているでしょう。
大阪市民は維新の言うとおり、
「1回ぽっきり」という決意のもと、考えて投票し、
その結果、都構想は否決されたのです。

ところが、その舌の根も乾かぬうちに今度は公明党を巻き込んで
(どんな条件を提示したのか、維新・公明にぜひ聞きたいもんだ)、
維新はまたしても都構想の住民投票をやろうと画策しました。
公明党が途中でその話から降りたことで
都構想の再住民投票が破綻したために、
自分勝手な都合でやることにしたのが
今回のW選挙とかいうものです。
「選挙は維新の都合のためにあるのではない!」
と思い知らさねばなりません。
 
そもそも、大阪市にとって
大阪都構想は致命的なマイナス影響しかありません。
維新がどのように数を誤魔化しても、
試算は大阪市にとって
微小なプラスと、膨大なマイナスしか示すことができませんでした。
当時の橋下大阪市長が
「(大阪市にとって)利益になるかどうかは問題ではない」
とまで言い出していたのが大阪都構想です。
私の友人で
「名古屋にまで経済抜かれちゃって最悪~。何とかしないと。
都構想で新しい大阪を作るしかないんちゃう」
と言っていた人がいました。
しかし、名古屋市も大阪市と同じ政令指定都市ですが、
「愛知都構想」など実施していません。
名古屋市の経済が大阪市を抜いたのは
別に原因があると考えたほうが妥当です。
日本には大阪の他に政令指定都市が19もありますが、
「大阪都構想」的施策を経済の打開策として打ち出している市は
ただの一つもないのです。
経済学者の藤井聡氏(京都大学教授)はじめ100人以上の専門家
「大阪都構想は毒饅頭だ。食べてからではもう遅い」
とその危険性を声を大にして述べています。
例)
 1:大阪都構想で市民の「生活サービスが低下」する。
 1:大阪都構想で大阪市民の「お金」が吸い上げられる。
 1:大阪都構想で大阪の「教育」が劣化する。
 1:大阪都構想で大阪が「衰退」していく。
 1:大阪都構想で大阪の「伝統」が失われていく。
 1:大阪都構想で財政は効率化せず、逆に「赤字」が増える。
 ・・・・・・
「都構想」は政令市大阪の利益を
大阪府のために拠出させるのが維新の主眼です。
口では二重行政のムダをなくすとか言っていますが、
目当ては大阪市のお金を大阪府が吸い上げることです。
したがって、
大阪市民は松井(維新)ではなく
大阪市の存続をかけて立候補した柳本顕候補に
一票を入れて欲しいと願わずにはいられません。

 
 
 
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