毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「『恩赦』より奨学金チャラの『徳政令』を」No.2456

2019-10-18 23:56:11 | 民主主義について

 〈恩赦対象者と対象にならない人〉 

朝日新聞デジタルより


昔は、権力を掌握していた天皇が、政治的・社会的状況に合わせて

罪人の罪を赦したりしていたようですが、

現代日本国の主権は天皇じゃなくて国民にあります。

天皇の権限をちらつかせて「即位礼正殿の儀」の日に「恩赦」で権利回復って、

100%憲法違反で間違っていますよね。

象徴天皇にはそのような権限も義務もさらさらないのです。

憲法73条に「恩赦」は内閣(行政府)が行うとあるので、

内閣が執り行うのはいいとして

わざわざ天皇家の儀式にくっつけるのは「天皇の政治利用」になります。


そもそも、奈良時代には政治的意味があったかも知れないけれど、

今の時代に「恩赦」だなんて、大いに引っかかりますよ。

いったいどこの人間が同じ人間に恩を与え、罪を赦してやるのか、と。

内閣が軽微な犯罪を犯した55万人を対象にすると閣議決定したそうですけど、

その55万人だけ選出して権利回復させるというのも、

福引に当たった人と外れた人みたいな差を生み、不公平ですよね。

また、恩赦の対象者には公職選挙法違反者も含めるとのことですが、

公職選挙法違反の人って、ほとんど自民党と維新の人ばかりじゃないか

という印象を持っているのは私だけでしょうか(笑)。

 

こんな憲法違反のやり方での胡散臭い即位の礼「恩赦」は廃止し、

奨学金を無償にする「徳政令」を敢行すれば、

どんなに貧しい学生たちが助かるかわかりません。

世の中に絶えて奨学金ローンのなかりせば

        若者の暮らしものどけからまし

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