「エルサレム」を広辞苑で引くと、
パレスチナの中心都市。イスラエル国の首都(国際的には未承認)。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地。
1949年ヨルダン・イスラエルによって東西に分割、
1967年、イスラエルは東エルサレムを占領し併合を宣言。
とあり、イスラエルの日本大使館もエルサレムではなくテルアビブにある。
アメリカのトランプ大統領だけが2017年にエルサレム首都承認をして
大使館もテルアビブから引っ越したので国連総会で非難決議が上がった。
下の右図の△は停戦ラインを無視してイスラエルがヨルダン側に
入植し、占領している場所だ。
「入植」なんて聞こえはマイルドだが、侵略そのものだ。
誰でも知っている国語辞典「広辞苑」の短い説明を読んだだけでも、
イスラエルという国が
ごり押しの暴力でパレスチナを乗っ取ろうとしてきた歴史が分かる。
そのエルサレムから8㎞南下するとキリストの生誕地ベツレヘムがある。
そこでのキリスト教集会の様子が
Democracy Now!(アメリカの独立系グローバルニュース)に載っていたので
読んでみた。
(記事は拙訳)
https://www.democracynow.org/2024/12/23/rev_munther_isaac_christmas_2024
”キリストは未だ瓦礫の中に”
ベツレヘムのイサーク尊師、
アメリカにガザジェノサイドへの資金援助中止を要求”
西岸地区とベツレヘム(イエス・キリストの生誕地)では、イスラエルのガザに対するジェノサイド攻撃と占領するパレスチナ地域の民族浄化行為に抗議し、2年連続でクリスマス祝賀を中止した。
私たちはここに福音ルター派のベツレヘムクリスマス教会におけるイサーク尊師の説教を特筆する。タイトルは「キリストは未だ瓦礫の中に」。ちなみに昨年のこの時は「キリストは瓦礫の中に」と題して、イスラエルのガザに対する情け容赦ない攻撃によるパレスチナ人の命と生活の喪失を語った。
私たちはイサーク尊師と語り合うためにベツレヘムに出向き、尊師はアメリカや世界へのメッセージを分け与えてくれた。彼は言う。
「ここベツレヘムでの私たちの恐怖は、誰もイスラエルに対する責任を取らないことです。私たちはこの戦争に疲れ果てております。この戦争はアメリカ人の税金とアメリカ人の政治によって可能ならしめているのです。」
「もし、キリストが今のベツレヘムに生誕したなら、彼はイスラエルの砲弾によって瓦礫の下に生まれたでしょう。」
Merry Christmas for the world and Merry Genocide for Palestine🎄
――インスタグラムで見つけた誰かの言葉
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