先日、中国からの留学生3人娘と一緒にガザ連帯平和行動に参加したうち、
とう碧霞さんの感想文を掲載したが、
今日は王そうゆさんの意見を紹介する。
昨今、中国国内で大学生がデモに参加することは非常に少ない。
2012年秋の反日パレード(中国ではデモのことをパレードと言っていた)では、
大学が参加を禁止したので、それを押して参加した学生は、
もし、いたとしても、非常に少なかったはずである。
日本でもデモに参加する人は人口に比して大変少ないが、
中国のように国家によって国民の表現の自由が制限されているわけではないのに、
これはどうしたことだろう、といつも残念に思う。
陰で文句言っているだけでは状況は一つも変わらないにもかかわらず……。
初めてデモに参加した学生の声を聞いて、
デモなど滅多に行かない、あるいは全然行かないという日本の人たちはどう感じるだろう。
彼女たちは留学生のハンディをものともせず、
日本の社会で、自分の考えをきちんと表現したのである。
―――――――――(王そうゆ)
八月六日、大阪に先生に会いに行きました。
折しも、その日はロックアクション「ガザ連帯」行動と重なったことで、
私たち三人組もデモに参加しました。
これは私の人生で初めてのデモです。
先生が初めて裁判の原告になったその時の気持ちと同じく、
私もデモに参加するなんて想像もしていなかったです。
中国ではデモは国民の権利のひとつですが、
中国人、より正確に言えば、大陸人はあまりデモを正しく行うことができません。
デモは秩序があるべきです。
けど、現実には、政府が指導する以外のデモは
往々にして「団体的な事件」即ち、「暴動」になりがちです。
このような人々は物を壊したりして自分の怒りをぶちまけ、
理性的な請願は隅においてしまいます。
「暴動」は、次第に道理にも法律にもかなうデモに取って代わっています。
だから、私はデモに参加するなどとは夢にも思っていませんでした。
ガザの問題は以前から知っていましたが、あまり注目を払いませんでした。
世界が平和になってほしくても、自分のような平凡な庶民は何も役に立たないと思っていました。
先生のガザに関するブログを見て、先生がどれほど停戦して平和になってほしいのか、
その気持ちはよくわかりました。
そして、このデモに参加して、初めて、日本人をはじめ、
ほかの国の人々の熱意が身近に感じられました。
日本の多くの人々はイスラエルのガザ虐殺、日本政府の秘密保護法、
武器輸出、集団的自衛権などに大きな不満を持っています。
デモは、これらをスローガンとして進められていきました。
人は生まれてから皆平等です。
民族も同じです。
パレスチナは一つの国家として世界の国々に承認されるべきです。
パレスチナ民衆の命や権利は奪われるべきではありません。
民族浄化はそもそも大間違いです。
七月八日から三十日まで、ガザではすでに1300人あまりの住民がイスラエルによって虐殺されて、
そのうち300人以上が子供だということを聞いて、心が痛くて痛くてたまらないです。
皆は無辜の民なのに、どうして殺されてしまったんですか。
これはすべて戦争のせいです。
世界の国々は戦争の後押しではなく、全力を出して、戦争をやめ、
平和で一つの世界を作るように取り組むべきです。
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