キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

ポーランド至宝展

2010-10-14 02:16:00 | Weblog
13日(水)に高校の時の友だちが誘ってくれて行ってきました。

サントリーミュージアムの手前にある

大観覧車の下で12:30の待ち合わでした。










(会場前のポスター)






素晴らしい作品が沢山ありましたねぇ~。

平日のお昼なのに20分待ちと表示されていて

結構混雑していたので、ちょっと不思議な感じがしました。




サントリーミュージアムは、以前一度来たようにも思うのですが?

記憶が定かではありません。


『ポーランドの至宝』  副題に〔 レンブラントと珠玉の王室コレクション〕

とありました。

この展覧会には、首都ワルシャワ王宮とクラクフのヴァヴェル城の素晴らしい美術・工芸品の中から

140点を紹介していました。







(入ってすぐのところにありました。

 国王ヤン3世ソビエスキ・立派な彫像)







目玉は、やはり レンブラントのモナリザと言われている


『額縁の中の少女』 でしょうねぇ~。 (ワルシャワ王宮所蔵・1641年の作品) 







(額縁の中の少女)





だまし絵的な要素もあり、左手が額縁の外に出ているよう

に見る者に錯覚を与えます。




順路に沿って、鑑賞していくと、最初は暗いなぁ~と思いましたが

やはり名画なのでしょうねぇ~。

品格を感じました。







(写実的で緻密な描写・机の前の学者)





また、 『机の前の学者』 には崇高な感じすら覚えました。  (ワルシャワ王宮所蔵)

国外に出されるのは、ドイツ・オランダに続いて日本が3カ国めらしいです。

最初は、日本に出されることに反対もあったとか?








(記念に買い求めたプログラム)







私の気に入った作品は

 『雪』 ユリアン・ファウト(1853~1929) 周りの作品と雰囲気が違っていました。

静かだけど、光を感じさせるところがよかったなぁ~。








(私のお気に入り 『雪』 )






それから、『ローマの女性』 ヘンリク・シェミラツキ(1843~1902) 凛としているようで

やさしげなところがいいなぁ~。また、ネックレスが半分ほど洋服で隠れているところが

ナントなく気になって・・・。(作者の意図は? と考えてみたり。)









(これもいい絵画でしたねぇ~ 『ローマの女性』 )





それから、ポーランドの偉人 コぺルニクスやショパン、キューリー夫人の遺品と共に

その功績を紹介するコーナーもありました。







(ショパンの彫塑)







ポーランドと言えば、私は真っ先に 『戦場のピアニスト』 のシュピルマン

を思い出していました。

その昔、14世紀には、西欧のペスト大流行で 『ペストを流行させた犯人は

ユダヤ人だという』 デマに「より、特にドイツで迫害されたユダヤ人がポーランドに

多数移住してきました。








(『泉のほとり』 頭上のつぼに味があって、赤いお花が生きています。)







ポーランド王国は、宗教的・民族的に寛容であったようです。

以後、ポーランドは世界で最もユダヤ系住民の多い国家となりました。

また、現在ポーランドは非常に高い教育水準にあります。

若者の50%が大学を卒業して学位を取得しています。(日本は39%)

これはOECD加盟国では4位です。(日本は12位)







(『エミリア・ブウォトコフスカの肖像』  ユゼフ・シムラー

(1823~1868) 作)







そう言えば、シュピルマンもユダヤ人で、大学を卒業していましたね~。




それから、レンブラントなんですが、オランダ生まれなんですね。

その生涯は、子どもを亡くしたり、妻と死別したり、お金に困って

描きたくもない金持ちの肖像画を描かされたり・・・。 と

そして、孤独な死を迎えたようです。






(『ジグムント3世の円柱から見たクラクフ郊外通り』

 細かい遠景も余すところなく写実に描かれています。)









そんなこんなで、ポーランドの至宝展から色々なものが見えて

きた実りの多い一日でありました。



 

コメント
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