キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

月明りの下で

2010-12-12 05:09:04 | Weblog

11月23日(火)に七藝まで行って 『月明りの下で』 という映画を見てきました。

本当は、22日(月)に行く予定でしたが、寒くて雨も降っていたので

パスして23日にしました。

 

感動的な映画でしたねぇ~。

 

 

(埼玉県浦和商業高校定時1年生組の教室)

 

 

 

定時制高校の入学から卒業までの4年間を暖かい目で追ったドキュメンタリー映画でした。

その昔、定時制高校と言えば、経済的な理由で全日制高校に通学できない

生徒が働きながら学ぶ場でした。

 

 

 

 

 

(電灯のついた教室で学んでいます。)

 

 

 

 

今や、中学校で不登校だった生徒や高校を中退した若者の再出発の場になって

います。

 

 

画面の定時制高校の入学式で、派手な茶髪で名前を呼ばれても返事もしない女生徒。

そんな女子高校生の顔が画面が進む毎にどんどん柔らかく、素直になっていきます。

人と人の絆の大切さ、仲間から学ぶことの素晴らしさを。

そして、担任の男性教師の熱い情熱を感じました。

 

 

 

 

 

(金八先生のような熱血教師・定時制が廃課程になりましたので、

 この先生は同じ高校の全日制の先生に。)

 

 

高校無償化もいいですが、勉強もしたくない若者が

無料だから、高校にでも行っとくか? では高校という学びの場が

益々混乱し、質の低下を招きます。

 

 

 

(ポスターの表面と裏面)

 

 

 

この高校は、廃課程になりましたが、こういう場をもっと充実させるべき

ではないでしょうか!!

 

 

 

 

(この映画は 『平和・協同ジャーナリスト基金賞』 という

賞をゲットしました。)

 

 

 

 

 

映画の中では、授業を受けないで職員室にいる女生徒が

『おい、教頭!』

と言うと、教頭先生が 『ハイ』 と答えるシーンがあり、そのタイミングの良さに

館内に笑いがもれました。

 

 

 

 

 

(ジャーナリスト賞の贈呈式)

 

 

 

 

生徒と先生の立場が逆転しています。

この映画では、それもありなんです。

生徒のすべてを包み込んでいこうとする 『暖かい目』 がありました。

 

 

だから、この子は最後には、素晴らしい笑顔を残し卒業していきました。

その時、自然に涙が溢れてしまいました。

 

 

(4年間を追い続けて演出・撮影・編集を担当した

 太田直子さん)

 

 

 

人には、否応なしに背負わされたものがあります。

 

如何に、その負の部分と闘うか?

 

私はその闘い方を学ぶのは、『人との出会い』 にかかっているのではないかなぁ~。

(その中には、親子関係・兄弟関係・夫婦関係も入れて)

と最近思ったりするのですが・・・。

 

見終って、この子たちが これから幸せなってくれたらいいなぁ~。と

心から思いました。

コメント
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