12月12日(水)に十三の第七藝術劇場まで
出かけました。
10時からの部の 『カミハテ商店』 という映画鑑賞に。
9時11分の関空紀州路快速に乗って。
いつものようにギリギリで映画館内へ。
(サンケイ新聞の記事から)
サンケイ新聞に映画の紹介がありましたので
それを読んで観たいなぁ~。 と思っていました。
ストーリーは、
山陰の小さな港町、上終(カミハテ)。自殺の名所になってしまった
断崖絶壁の近くに立つ一軒の古い商店で、人目を避けるようにひっそりと
暮らす初老の女性、千代。彼女の焼くパンを食べ牛乳を飲んで自殺への
道を歩む人たち。彼女は死にゆく人を決して止めず、ただ見送った人の
靴を崖から持ち帰っていた──。
(パンフの表紙絵、映像ではこんな暖かさは感じなかったなぁ~。)
60才の主人公森田千代を演じるのは、『花物語』以来23年振りの映画主演
となる高橋惠子。都会で暮らすその弟良雄に寺島進。この二人を取り巻く様々な
人々の“生と死”の物語です。
(主演の高橋恵子さん)
監督の山本起也(やまもと たつや)さんは、ドキュメンタリー映画制作が多く
この映画 『カミハテ商店』 で劇映画に進出ました。
そして、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭メインコンペ(12作品)に選ばれる
快挙となりました。
(千代の弟役の寺島進さん、いい持ち味の役者さんです)
プロデューサーは、主演女優 高橋恵子さんの夫の高橋伴明さんです。
テーマは 『いかに生きるか』 いうことと 『死』 だと思うのですが、主人公 千代の生き様が
少しずつ変わっていくのがよく分かりました。
渋い演技でしたねぇ~。
自閉症ぎみの牛乳配達員、奥田智(深谷健人さん)の存在は、この映画に
暖かみを演出していたように感じましたが。
(赤い色の崖がいいですねぇ~。黒や茶色の崖じゃないのが
いい!!)
後半に千代が奥田智君を崖を背景に助けるシーンがあるのですが、
感動的で涙が溢れました。
深い意味があるのでしょう!!
最後に千代が生きる意味をみつけたように思えて
ちょっとホッとしたような・・・。
(島根県隠岐の島でのロケマップ、島民の方の多大な
協力があったとか)
この映画の企画・原案の山口都奈美さんがキーワードとして
「崖」 「老婆」 「商店」 「自殺の名所」 を 企画・原案の
日富 遥氏がそれに肉付けし物語が出来上がったようです。
ストーリーとしては、なかなか面白い発想だなぁ~。 と・・・。
(このブログも2日間で完成、悪い癖がついえしまって・・・。)