キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

海賊と呼ばれた男

2013-07-29 16:14:18 | Weblog
6月29日(土)に二男が

『海賊と呼ばれた男』上下2冊を持って来てくれました。

とっても読みごたえのある本で、10日ほどで

読み終えました。著者は言わずと知れた百田尚樹さんです。











(戦争時代の悲しみも胸にこたえます。)









主人公の名前は国岡鐡造。出光興産の創業者・出光佐三が作品のモデルである。

国岡は、石油が厳しい統制化にあった時代に、関門海峡に手漕ぎの船を繰り出し、

出漁中の漁船に油を配って回った。「海賊のような男」とうわさされた。

大戦後、石油の仕事を本格化した国岡鐡造は1953年(昭和28年)、

イラン石油の輸入をめぐってメジャー(国際石油資本)との激闘に入る。

石油に命をかけた主人公が明治維新世界→日中・太平洋戦争→戦後世界を

舞台に活躍する物語です。









(国岡さんのような人たちのお陰で私たちは
 今の平和で、それなりの暮らしができるんだなぁ~。)







作中、資産家・日田重太郎の陰の応援もあり、苦難を乗り越えます。

その恩を忘れず、東京に住む家・避暑地の別荘・お手伝いさんをも

提供します。




死後はその故郷の町に彼の地名も残します。

その個所を読んだ時は胸があつくなりました。






会社経営の信条は社員を信じ『馘首なし』『タイムレコーダーなし』『定年なし』

と今では考えられない会社作りを。







(百田さんは、50歳で作家デビューを果たします。)








読後は何故か神々しい気持ちにさえなりました。

映画化もされるのでしょうか?





どんな映画が創作されるのか? 楽しみだなぁ~。

国岡さんを誰がどんな風に演じるのでしょうか・・・。







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