キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

永遠の0

2013-07-30 16:00:01 | Weblog
また、また 二男が持って来てくれました。

以前に読んで 「よかったで。」と言っていましたが。




(私は文庫本で読みましたが、コミック版もあるとか。)








ストーリーは



大学生の佐伯健太郎と、出版社に勤める姉の慶子は、亡くなった祖母・松乃の

四十九日から暫くした頃、祖父・賢一郎から実の祖父の存在を知らされます。

「お前たちの母・清子を連れて松乃は太平洋戦争後に私と再婚した。

お前たちの実の祖父は、松乃の最初の夫で終戦間際に特攻で戦死した海軍航空兵だ」――。

健太郎は、特攻隊員だった実の祖父・宮部久蔵のことを調べようとします。


そして、戦時中の祖父を知る人を訪ねて聞き取り

その内容から物語が展開されていきます。





最後に実の祖父について今の祖父との関係が分かるのですが、

それが実にドラマチックなものでした。





『特攻隊』についての今までの私の認識は、進んで志願し

天皇陛下バンザイ! と戦死していった若者が多くいた

というものだったのっですが・・・。











(当初零戦は、素晴らしい戦闘機でしたが。)









その当時、特攻隊に進んで志願するか?という伺い書が配布されて



   1 是非、参加する

   2 参加する

   3 参加しない



の 3項目のどれかに○を付けます。

もし、3に○を付ければ、呼び出しがあります。






だから、志願は自由ではなくて、強制だったということです。




将来有望な若者が父母・家族のことを思い、もっと生きたいと願い

ながら死んでいったのです。





若者の命は、石油より軽い扱いを受けていたのです。

そんなことが、この小説からよく理解できました。




実の祖父を知る旅は、自分を知る旅でもあったのです。

涙が溢れる場面が何回もあり・・・。







(岡田准一さんは、どんな風にこの主役を演じるのでしょうか?)






永遠の0は、(2013年12月公開予定、配給:東宝、監督:山崎貴、主演:岡田准一)

だそうです。


是非、映画館にも足を運びたいと思っています。


コメント (2)
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