キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

悲しみから人が成長するときーPTG

2014-08-09 10:55:30 | Weblog

一昨日(7日)は 『楽しく歌う会』 の練習日でした。

その帰り、いつもコーヒーショップで一休みします。

そして、ここで 本 『悲しみから人が成長するとき』  著 宅 香菜子 を読了。









(結構ゆっくりできて、くつろげるお店です。)







人生に悲しみと言うか禍(失敗・不幸??)は付きものですね。

如何に最小限に不幸や失敗をくい止めるか? が、その人の人生の賢さに

繋がるのかもなぁ~。



と 昨日の朝、家の前の道を掃除をしながら考えていました。




この本の中には 『PTG』という言葉が出てきますが、その意味は

次のようになっています。



P・・・Post(何々の後に)

T・・・Traumatic(トラウマの、心的外傷の)

G・・・Growth(成長)

直訳は、『心的外傷の後の成長』 となるらしい。








(鳳図書館の新本コーナーからの貸し出しを。)






大きな悲しみが起こって、それを忘れるには長い日々が必要です。



そして、それを成長の域まで高めるには、もっと時間がかかりますねぇ~。

同じ悲しみを経験しても、PTGを経験する人としない人もいます。




東北大震災時、どこにいたか? とPTGについてもまとめられていました。


震災との心の距離(揺れを感じた)のPTGの結果については、


都内にいて、帰宅難民になったり、ライフラインが数日止まったり

ということがあったグループが最も高いPTGを報告しています。



それから、福島・宮城・岩手など、震災の影響が非常に強い地域にいた人の

PTGがその次であり、


最も低かったのは、揺れを感じない地域にいた人たちでした。


つまり、PTGが高く報告されるのは、出来事のその中間の状態で、その衝撃が

低すぎても 高すぎてもPTGの報告は高くないということです。


そして、研究者は、PTGとPTSD(心的外傷後ストレス障害)の関係を『逆U字』を

描く曲線の関係と言っています。








(著者の宅さん、思ったよりお若い方でした。)







また、侵入的思考(侵入的反芻)・・・そのことがいつも頭の中にあり、

ほかのことをしている時にも、考えが頭の中に勝手に入ってくる。


意図的思考(建設的反芻)・・・自分が経験したことに、もしかしたら

何か意味があったのではないか と考えたり、起きた出来事から何か学ぶものが

あったのではないかと考えたり すること。


この2つの言葉にも初めてお目にかかりました。(なるほどなぁ~。とも)










(共著でこんな本も出しておられます。)






それから、『艱難辛苦、汝を玉にす』という諺も。

人生で遭遇するいろいろな困難や苦しみが、人を磨くという意味。

このページでほっと癒されて・・・。









これからの人生で起こるであろう 『悲しみ』 にどう向き合っていくか?

なんて考えると、ちょっと憂鬱になってきます。






でも、でも 田辺聖子さんの著にあった


「お心にまかせて、先のとりこし苦労はせず、

 昔のことは忘れて、今を元気に楽しく。」 を


モットーに。雨の今日もスタートで~す

コメント
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