少し前、堺市立西図書館からTELがあり
「予約されていた本が入りました。」
との連絡が。
私はどんな本を予約していたのかも忘れ
「すみません。その本の題名を教えてもらえませんか?」
とたずねると
「絶歌です。」
という返事が。
随分前に予約したのを思い出して。
その本は、2~3の本屋さんで聞いてみても
手に入りませんでした。
(今は簡単に手に入るようですが、出版された時点では?)
図書館の方も
「予約は承りますが、貸し出しできるかどうか?
分かりませんので。」
という答えが返ってきたので、諦めて忘れていました。
(まぁ~、、被害者の方も出版をよく思っていない。 という
ことは、ニュースでも知っていたので、無理かな? と。)

(4Fが図書館になっています。自転車で3分以内で到着。)
連絡があったその日に受け取りに行って。
凄い本でしたねぇ~。
最初は、場面が残酷過ぎて、リアル過ぎて・・・、
少し読むのを止めて、そのままにしておきました。
でも、きっと予約待ちの人も沢山おられると思って
読み続けることに。
読み始め、A少年は、深い性的な問題を抱えている
中学生に思えて・・・。
医療少年院退院後のA少年の人生には
何とも言えない藻掻き苦しむ様子が見えて
読んでいてこちらが辛くなりました。
A少年の手記によると、実直なお父さん、
優しいお母さん、2人の兄思いの弟さん。
何の問題も無い家庭のように思えて。
著書に記すことができない、もっと何かが
あるのでは? と思ったくらいでした。
読み終えて心に残ったところは
『居場所を求めて彷徨い続けた。どこへ行っても僕は
ストレンジャーだった。長い彷徨の果てに僕が最後に
辿り着いた居場所、自分が自分でいられる安息の地は
自分の中にしかなかった。自分を掻っ捌き、自分の内側に
自分の居場所を、自分の言葉で築き上げる以外に、、
もう僕には生きる術がなかった。』

(読んでいて、身元引受人の篤志家Yさん一家には頭が下がりました。)
『一度捨て去った 「人間の心」 をふたたび取り戻すことが
これほど辛く苦しいとは思わなかった。まっとうに生きようと
すればするほど、人間らしくあろうと努力すればするほど
はかりしれない激痛が伴う。かといって、そういったことを何も
感じず、人間であることをきれいさっぱり放棄するには、
この世界は余りにも優しく、温かく、美しいもので
溢れている。もはや痛みを伴ってしか、そういったものに
触れられない自分を、激しく呪う。』
ネットの情報によろと、現在少年Aは32才になり、結婚もして
子どももいるらしい。

(いつも図書館の方は、丁寧に親切に対応してくれます。)
病気や事故で自分より先に天国にいった子のことを思い親は、
「死んだ子の年を数える。」 とよく言われますが
被害者のご両親の思いを考えると胸が痛みます。
(淳君と彩花さんの場合は、もっと深く重いものが
ありますから。)
7月8日(土)に読了
「予約されていた本が入りました。」
との連絡が。
私はどんな本を予約していたのかも忘れ
「すみません。その本の題名を教えてもらえませんか?」
とたずねると
「絶歌です。」
という返事が。
随分前に予約したのを思い出して。
その本は、2~3の本屋さんで聞いてみても
手に入りませんでした。
(今は簡単に手に入るようですが、出版された時点では?)
図書館の方も
「予約は承りますが、貸し出しできるかどうか?
分かりませんので。」
という答えが返ってきたので、諦めて忘れていました。
(まぁ~、、被害者の方も出版をよく思っていない。 という
ことは、ニュースでも知っていたので、無理かな? と。)

(4Fが図書館になっています。自転車で3分以内で到着。)
連絡があったその日に受け取りに行って。
凄い本でしたねぇ~。
最初は、場面が残酷過ぎて、リアル過ぎて・・・、
少し読むのを止めて、そのままにしておきました。
でも、きっと予約待ちの人も沢山おられると思って
読み続けることに。
読み始め、A少年は、深い性的な問題を抱えている
中学生に思えて・・・。
医療少年院退院後のA少年の人生には
何とも言えない藻掻き苦しむ様子が見えて
読んでいてこちらが辛くなりました。
A少年の手記によると、実直なお父さん、
優しいお母さん、2人の兄思いの弟さん。
何の問題も無い家庭のように思えて。
著書に記すことができない、もっと何かが
あるのでは? と思ったくらいでした。
読み終えて心に残ったところは
『居場所を求めて彷徨い続けた。どこへ行っても僕は
ストレンジャーだった。長い彷徨の果てに僕が最後に
辿り着いた居場所、自分が自分でいられる安息の地は
自分の中にしかなかった。自分を掻っ捌き、自分の内側に
自分の居場所を、自分の言葉で築き上げる以外に、、
もう僕には生きる術がなかった。』

(読んでいて、身元引受人の篤志家Yさん一家には頭が下がりました。)
『一度捨て去った 「人間の心」 をふたたび取り戻すことが
これほど辛く苦しいとは思わなかった。まっとうに生きようと
すればするほど、人間らしくあろうと努力すればするほど
はかりしれない激痛が伴う。かといって、そういったことを何も
感じず、人間であることをきれいさっぱり放棄するには、
この世界は余りにも優しく、温かく、美しいもので
溢れている。もはや痛みを伴ってしか、そういったものに
触れられない自分を、激しく呪う。』
ネットの情報によろと、現在少年Aは32才になり、結婚もして
子どももいるらしい。

(いつも図書館の方は、丁寧に親切に対応してくれます。)
病気や事故で自分より先に天国にいった子のことを思い親は、
「死んだ子の年を数える。」 とよく言われますが
被害者のご両親の思いを考えると胸が痛みます。
(淳君と彩花さんの場合は、もっと深く重いものが
ありますから。)
7月8日(土)に読了