キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

土井善晴さんの講演

2018-04-26 06:07:07 | Weblog
4月21日(土)は、中の島中央公開堂へ。

この日は 「関西市民文化塾」 の30年度1回目の

講演会の日です。





4月~11月まで毎月第4土曜日にあって、

年間8回、色々な世界で活躍されている方の講演を

聞かせてもらいます。










(講演者は、錚々たる方々で。)







今日の講師は、料理研究家の土井善晴氏です。

テーマは 「命をつくる仕事 家庭料理」



家庭料理の向こうには、無償の愛があると。

また、帰って来て食べる物があるということは、

自分の居場所があるということです。

そして、料理は 人を育てて、人を教育するとも。





それから、ご飯にも人生があるというお話は面白かった。

① できる前のご飯

② うめたご飯

③ おこげのご飯

それぞれのご飯の味があります。









(土井善晴さんのプロフィールが紹介されていて。)







旬のものをいただくということも大切

沢山あって、安くて美味しい。



季節のものは、主に食べる部位が違っていて


春・・・芽(タラの芽など)

夏・・・水気(水ナスなど)

秋・・・実(栗の実など)

冬・・・根(大根など)


を美味しく食べていたが、今は季節感が薄れてしまって。





旬とは、少しニュアンスが異なりますが、

初物について。

「初物を食べると75日長生きする」 という諺がある。

その年初めて収穫された初物には、他の食べ物にはない生気が

みなぎっていて、それを食べれば、新たな生命力を得ることができる。

そして、初物は、薬にもなる。そうです。










(中央公会堂の中、この日は1000人くらいが着席)






他にも、現代はレシピという情報に頼りすぎる。

あずきを茹でるのも、すぐに

「何分茹でるといいですか?」

になる。そうじゃなくて

「あずきを茹でる様子をじっと見てる」 のが大事。

そこから、心をはたらかせて、料理を進歩させる。











(中央公会堂の横にある図書館、重厚な感じがいいなぁ~。)







料理についての一番大切なものを学んだような気持ちに

なって会場を後にしました。




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