キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

それぞれの断崖

2019-11-15 10:38:08 | Weblog
10月29日(火)に西図書館で借りました。

小杉健治氏の著作本です。

ネットで予約して、メールで

「予約されていた資料の用意ができました。」

との連絡をいただいて。









(小杉氏は、精力的に創作活動を。時代小説の著作も多いよう。

 22年前の小説とは思えないほど、斬新で流石!!と思った。)







早速図書館に行って、借りて帰ってきました。

ちょっと予定が立て込んでいて、読み始めることができなかった

のですが、読みだすと2日間で読了。




内容的には、すごいものがあったのですが、

面白かったですねぇ~。







サスペンスが下地にあり、社会が抱えている課題を

上手くストーリーの中に溶け込ませて

訴えるものがありました。

それをネットでは、社会派ミステリーと表現していました。

なるほどと納得!!!









(遠藤憲一さんとドラマの出演者たち。)






テレビドラマ化もされたようですが、番宣だけは、見たような・・・。





まず思い出したのが、「神戸小学生連続殺傷事件」 でした。


少年aの著書「絶歌」 や その母親の本〈「少年a」この子を生んで〉 も

読みましたが。

やはり、なんとも言えない気持ちに。

(彼は、理解のある女性と結婚もして、子どももいるらしいが。)










(酒鬼薔薇聖斗 という名前が思い出されて。

 衝撃的過ぎる事件でした。)





それぞれの断崖では、


家庭内暴力をふるう不登校の中学生が殺害されて、

加害者は、13歳の同級生。

殺された中学生の父親が、中心になって

物語が展開していきます。










「被害者の父」 と 「加害者の母」 が

惹かれあうという何とも無理なストーリーが。





それが、読んでいる途中では、すんなり心におさまるのが

不思議。やはり文の上手さか運びの巧みさなのか・・・。









(小杉氏の著書で次に読んでみたいなぁ~。)







被害者でありながら、その家庭がボロボロになっていく矛盾。

生きていくことの悲しさを感じてしまって。









(お口直しの写真を? 久しぶりにかに道楽で主人とディナーを。

 かにのお造りは大好きで~す。)






でも、最後にホッとする明るさも見えて

何となく、うれしくなりました。



やはり、小説はハッピーエンドで終わってほしい!!





コメント
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