キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか

2020-07-01 11:54:13 | Weblog
6月23日に読了。

城繁幸氏著のかつてのベストセラーの本です。

なるほどなぁ~、と思いながら読み進みました。

キャリア編・独立編・新世代偏の章から構成されていて

外資系企業に就職した人、公務員を辞めた人、日系の大企業に

就職したけれど自分に疑問を感じている人などにインタビューして

読者が納得できるような文で章が進みます。







(副題は、アウトサイダーの時代 と。)





年功序列や終身雇用を昭和的価値観と見なし批判的

でもありました。

そして、読んでいて、その考え方にそうだなぁ〜思えるするページも多くありました。

(まぁ~、疑問に思う箇所もありましたが。)







(キャリア編から始まります。)





印象に残っているのは

※ 会社とは、生活費を稼ぐための必要悪でしかない。

(その会社の仕事に生きがいを感じている人は、幸せ?

 それとも意識の低い人? と突っ込んでいた!!)

※ 自分の好きなことと生きるためにしなければならない仕事は

  別です。(そう割り切れなかった私は、何なんだろう!!)

※ 生の充実感とは自己の個性を発揮し、その動機を達成することでしか

  得られないもの。(その通り、と思ったが、その豊かな個性を持ち

  合わせていない者は・・・。)








(城繁幸氏は、するどく日本経済の行き止まりを指摘。)




また、ウォルフレン教授の著書の一部が引用されていて。

〜〜 「日本経済は中流家庭の犠牲の上に成り立っているに過ぎない。」 と。

男性労働者は生活のすべてを会社に捧げなければならない奴隷であり、

女性は家庭に押し込められ、夫を支えるように仕向けられる。

男性の閉塞感の原因はここにあり、女性の晩婚化が進む理由も

また同じであると。

そして、それを成り立たしめているものは、日本に自由な労働市場が

無く、生殺与奪権が会社に握られてしまっていることだ。 ~~

(今は、既婚の若い女性は、家計のために家に押し籠ることも

 できず、夫は非正規社員というパターンも多い。そして、子育てには

 お金がかかる・・・。ちょっと悲しいなぁ~。)

この本は、2008年に発行されています。







(ウォルフレン教授は、辛辣な目で日本経済を。)





現代の生きづらさは、まだある!!  新型コロナだ!!!

普通小説だと、この辺りで希望の明かりが見えて、THE END になるのですが。

コロナために、全世界が大変なことになっています。

早く終息することを祈るばかりです。
 
読み終わって、日本 大丈夫かなぁ~ と思ってしまった !!! (>_<) (';') 


コメント
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