キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

もはや老人はいらない

2021-04-05 06:31:26 | Weblog

3月26日(金)に読了。

すごい題名の本だなぁ~、と思いなが読んで。

 

著者の小嶋勝利(こじまかつとし)さんには、介護・老人問題に

ついての著書が何冊もあります。

 

 

(しっかり自分の老後を考えても、まぁ~思い通りにはならないでしょう!!

 神のみぞ知るの世界ですもの。でも、考えておくことは大切!!)

 

 

 

 

小嶋氏は、介護職・施設長などを経て、現在は複数のホームで運営コンサルティングを

しておられます。

 

 

だから、読んでいると介護施設などでの職員間のいじめ・介護職員や

ホ-ムの経営者の問題などが手に取るように分かり「さも ありなん!!」

と思いながら・・・。

 

 

 

 

(今の老人問題を鋭く切る小嶋氏。)

 

 

 

この著書から気づいたことを拾ってみると

 

○ 老人ホームと病院は違う!!

  老人ホーム・・・生活を目的とした住居、住宅

  病院・・・病気やけがを治す。治ったら退院しなければならない。

○ 自助=自分でできることは、自分でする。

  互助=自分でできないことは家族がする。

  共助=介護・保険事業者がする。

  公助=行政・国がする。

○ 介護業界は失業者に対するネットワークになっている。

○ 介護職員による入居者虐待事件は、報道されている件数の

  数十倍いや数百倍ある。

○ 介護の主体は、国から都道府県へ → 市町村へ → 中学校区へ

  移行している。(施設などでは「地域包括センター」という表示を見かけます。)

 

 

(怖くて読めないけど、読んでみたい!!)

 

 

また、考えさせられたことは、

 

・ 生かす医療から殺す医療へ → 安楽死という選択

・ 無駄に生きていることが幸せとは限らない → 「安楽死」「看取り」

  人の死を正当化したり、美化したりする。

・ 多くの庶民に長生きが「希望」ではなく「リスク」になっている

  事実がある。

・ 介護制度の医療化は要介護者に対し、改善が見込めない者は切り捨てる

  傾向が強くなってきていると → それが「もはや老人はいらない」

  につながっているのかなぁ~、と思ったり・・・。

 

 

(介護施設でマジックを披露しています。いずれ私もお世話に

 なるんだろうなぁ~。と 今は思って・・・。)

 

 

 

身につまされて読み進んだ一冊でした。

最後に「自分の老後の行方に対し、学習して備えていくことが

何事にも増して重要なことなのです。」

とあったのが心に残って・・・。

 

 

 

コメント
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