日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

言葉を選ぶに惑います と 文芸に慣れない

2012-01-27 01:40:09 | ふさおまき(オス)日記

どうも自分がストレートな言葉を連ねることが多すぎる気がする。

毎週木曜日に届く朝日新聞の夕刊は、舞台や演芸の批評が多く、

その批評を試みる文章には毎度果てしなき思いに駆られます。

殊勝に言えば「意趣を凝らした文言のレトリックに感服する」

美しくいえば「真髄を掴み取るための言葉の運動」

投げやりにいえば「ついては行けません」

 

演劇ジャーナリストによる、こまばアゴラ劇場での舞台評。

「過剰な自意識によってがんじがらめになった人々の、真剣だからこそ滑稽な、

そして滑稽ゆえに切ない姿を、滑稽にも切なさにも等しい距離をとりながら扱ってきた。

水面に石を投げて笑いや驚きを生むのではなく、水底を揺すっておかしさや悲しみを伝える

〇〇の作劇は、さりげなさと凄みを増し、明るさと暗さの絶妙の合わせ技を成功させた。」

1時過ぎに帰宅して読む文章としてはつらくもあります。

ですが、こうして幼児が砂糖水を飲むように、私は求め焦がれます。

言葉が跳躍し、対象を照らし出す、把握し理解するための技を、

自分の手に入れることを。

 

しかしすぐ、現実に落とし込みたくなるのも、私の西側的直截さのシナプス。

 

 

あんこあられに幸あれ。