かぜにふかれる

五島には長崎からジェットフォイールに乗船します。
ゆるい島旅は海水浴三昧。土地の作法 に馴染むのに三日間。ビーチパラソルのない海辺には休憩舎があります。シャワーとセットで200円蛤浜、100円の高井旅浜、無料の船崎。

うん?このかんじは、北海道ニセコの休憩所に似てる。

サヨナラ五島列島

ただただ、一日中自然を見ていられる幸せの二泊三日でした。

だから昼御飯も、入り江を見ながらパンをかじりました。青方の町を歩いていて見つけた小さなパンやさんで買った、栗パンとバタークリームロール、そしてメロンパンです。





深い入り江はかつて遣唐使が風待ちに使った天然の湊だ、などと大陸に近い島ならではの歴史にもおかずに、
モグモグいただいておりました。

最後の最後に高井旅海水浴場で遊び、
島時間を使いつくしてしまいました。

風に呼ばれて船崎海水浴場

コンクリートで囲っただけという、簡単な休憩所から眺めると、まるで一幅の絵画です。
海からの風が絶えず流れ込み、暑さは微塵もありません。

風と光と海、極上です。

磯遊び

矢堅目、という面白い地名に惹かれて来てみたら、礼文島の桃岩前辺りのような風景が現れました。

しかも下まで降りられます。
巨大な岩と岩の間が細い潮溜まりのようになって、格好の磯遊び場所です。
地元の四人家族も貝取りに夢中、彼女は今日も宝の貝を日に身をさらしながら、お気に入りを探します。

世陸の寝不足

今年の世界陸上がモスクワで始まりました。
野口みずきさんの飛び出しに、高橋尚子とのオリンピック二大会連続優勝にきっかけを得て走り続ける我が身には感動がしきりでした。
結果は福士さんの銅メダルと、関西人にはことに嬉しい瞬間を、夕御飯後ギリギリに見ることが出来ました。

そこまでは普通の時間、日本時間では。
しかしそのあと、男子ハンマー投げと男子100メートルがあるのです。う、午前１時過ぎ。桐生くんは二組、ボルトと山縣が走る七組はさらに遅くなりました。

彼女に揺り起こされて彼らの力走は目に焼き付けました。先日のトワイライトゲームスで力の奔流に見えた山縣君のフォームもボルトの横では身を震わす牛若丸のように見え、
予選通過に0秒01届かない無念を味わいました。

だから寝不足の今朝、朝日は朝風呂となりました。
朝ごはんは6時30分、それでも元気にパンケーキまで食べられるのが夏休みと言うものでしょう。