今回の出張は、土曜日の深夜便での帰国。
折から、大型台風が関東を直撃、珍しく東から西に列島を縦断するという予報でした。
われわれが予約している飛行機は、ジャカルタから成田、そして羽田から伊丹という、台風のコースとぴったり一致しています。
「成田には行けないので、関空に着陸、なんてことになったらいちばんいいんだけど」
「もし飛行機が飛ばなかったら、もう一泊しますよ」
最後の夜は、チャイナタウンのシンガポール料理屋に連れて行ってもらいました。
インドネシアの華僑は、歴史上、さまざまな試練を乗り越えながらも、逞しく生き抜いているようで、今も立派なチャイナタウンを形作っています。
ジャカルタに4日目となり、豚肉が恋しくなりました。
「今日の店は、パクテーが有名なんです」
「Sさん、ムスリムだから豚肉はだめでしょう?」
「ハハハ、いいんですよ。私はなんちゃってムスリムだから」
パクテーとは、豚のスペアリブをお茶で煮込んだシンガポールの名物料理です。
東京・品川のシンガポールレストランで何回か食べたことがありますが、それよりもずっとおいしい。スープに揚げパン(?)を浸して食べるのがおいしくて、何回もおかわりしました。
渋滞が怖いのでレストランを早めに出て、空港に向かいました。天気予報は依然として日曜日の関東直撃の予報です。われわれは早朝に成田到着予定。とりあえず成田までは飛ぶことが決まりましたが、その先の国内便が飛ぶかどうかわかりません。
不安を抱えながら、成田到着。
羽田―伊丹便は、ほとんどが欠航。われわれの便は、なぜか「未定」になっています。われわれの一つ前が欠航、そして一つ後便以降はすべて欠航なのに…
私以外の二人は、とりあえずバスで羽田に移動して、羽田で待つといいますが、私は羽田―伊丹便をキャンセルして埼玉の実家に帰ることにしました。その旨、JALのカウンターに伝えると、その分のお金(1万5000円)を払い戻してけたのはラッキーでした。
別れた後、状況を聞いたところ、羽田―伊丹便は予定通り飛んだとのこと。
「これも、おじいさんの形見のおかげだと思います!」
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