ミャンマーで通信遮断か

　一つ前の投稿で紹介した日本語学習サイトでは、ときどきミャンマー人ともチャットでやり取りをします。

　周知のように、ミャンマーでは２月初めにクーデターが起き、アウンサンスーチー女史が自宅軟禁になりました。その後も、軍政に抗議する市民のデモを、軍が力で抑え込み、多数の犠牲者が出ていることが報じられています。

　３月２７日は、1945年に抗日武装蜂起に立ち上がったことを記念した「国軍記念日」。この日の弾圧は、いちだんと厳しく、100人以上の死者が出たそうです。

　そしてその夜、軍幹部は記念日の祝宴を開き、その写真がツイッターに流れたことから、ミャンマー市民の憤激を買いました（リンク）。

　私は知り合いがどうしているかと思って、チャットに書き込みました。

「ごぶさたしています。クーデターのニュースを見て、心配しています。ミャンマーはどんな様子ですか」

　返信が来るのに、少し時間がかかりました。

「大変です。毎日銃で撃たれて亡くなる国民が多いです。インターネットは、wifi装置のある家や会社しか使えなくなりました。でも、諦めないです。絶対勝ちます！」

　軍は、SNSで都合の悪い情報が拡散されたので、インターネットの制限に動いているようです。

　フェイスブックにも、軍部への抗議を表明する書き込みが、ミャンマーから頻繁にアップされていましたが、このところ急に少なくなったのは、通信が遮断されているからかもしれません。

　日本からは、心の中で応援するしかできませんが、頑張ってほしいものです。