チャリンジャラジャラ
突然 深夜の地下鉄駅の静寂を破る音が後方から聞こえてきました。私が「いったいなんだろう」と思い、後ろを振り返ると、彼女がポケットいっぱいの小銭を階段にぶちまけていました。
これには私も虚を突かれ、思わず「ボーゼン」としてしまいました。完全に相手の技にかけられた私はあっと言う間に彼女に追いつかれてしまったのです・・・・。
仕方なく、彼女と一緒に階段にばらまかれた小銭を拾いながら、次のチャンスをうかがいました。辺りを見回すと改札口があります。私はそこにめがけ、またダッシュをかけました。再び後ろで小銭をばらまく音が聞こえましたが、同じ技に二度もかかるような私ではありません(アホか!)。
「お金を粗末にするな!一円を笑う者は一円に泣くんだぞ!!」と心の中で叫びながら自動改札機を飛び越え、暗い夜の東大門運動場の路地へと走りました。
酒が入っている上に度重なるのダッシュで息絶え絶えになりながら私は走りました。「何で?どうして?」という気持ちが浮かんでは消えていきます。「どうして私が逃げなきゃならないの??」・・・・・。
しかし、そんなことをゆっくり考える余裕もなく、後ろから彼女が追いかけてきます。
「犬鍋さーーーん!犬鍋さーーーん!!」
人影の消えた暗い東大門市場の中を、息を切らして走る私の後から、彼女の声が亡霊のようにこだまします。
私は何が何だか分からない恐怖にとりつかれました。私が逃げている理由も関係がありません。ただそこには「後ろから追ってくる彼女」と「追いかけられている私」という関係しかありませんでした。
どんなに走っても足は雲を踏んでいるようで頼りがありません、彼女の声はだんだん近くなってくるような気がします。「怖い!怖い!怖い!」私は今までに味わったことがないような恐怖の虜になりました。もう駄目です。走れません。
私は路地から、また細い路地に入り、ゴミ収集所のゴミ箱の後ろに身を隠し、体をできるだけ小さくしようと努めました。
彼女の声は次第に大きくなってきます。もう私のすぐ後ろにいるようです。彼女の姿が見えました。私は目をつぶって彼女が通り過ぎるのを待ちました。
彼女の声が遠ざかっても私はしばらく、そこを動くことができませんでした。彼女が戻ってくるかもしれないからです。そこで何分ぐらい時間をつぶしたでしょうか。私は物陰から物陰に身を潜めるようにして市場から脱出し、通りかかったタクシーを止めて、やっとこの危機から脱出することができたのです。
皆さん、いかがでしたか。この恐怖は体験した者しか分からないかもしれません。しかし、私は断言できます。あの時、私は確かに「死の恐怖」に直面していたのです。
勿論、彼女は凶器は持っていませんでしたし、私を傷つけるようなことは毛頭思っていなかったでしょうが、彼女が発していた「殺気」が私を恐怖の虜にしたことは事実です。
どうです。怖いでしょう。
……
実はこれ,私の話ではなく,コピペです。
世に韓国関連ホームページは多々ありますが,今は失われてしまった傑作HPに,「韓国トホホ」というのがありました。私がネットサーフィンを始めた1998年頃に見つけたもの。
作成者のトホホさんは韓国長期滞在者としての先輩で,面識はありませんが,私のほうが一方的に尊敬もうしあげていました。日本語教師として9年近く滞在し,2000年ごろに帰国。
ホームページはその後しばらく更新されないままネット上に存在していましたが,プロバイダー契約が切れたのか忽然と姿を消しました。いくつかのページはInternet Libraryという秘密兵器で復元が可能だったので,今もその片鱗に接することができます。
上の文章もその一つですが,原文に「トホホ」とあるところを勝手に「犬鍋」に変えてあります。
このほか7つの「韓国の女の人って怖いよう!! 」シリーズがあります。
えっ?
全部読みたいって?
いや,それは著作権の問題があるしなあ(もう充分に侵害してるじゃないか!って?)。
てっきり犬鍋さんだと思っていたら
別人だったのですね。
なぁんだぁ、つまんないの(ナンテ)
うーん、自分もそんな体験してみたい・・・なぁ。