4か月ぶりのタイ出張。今回のフライトはANAです。
往路の機内で、「奇跡のりんご」という映画を見ました。りんごの無農薬栽培に成功した青森の農家の実話をもとにした作品ということです。
つい一カ月ほど前に、青森ではなく長野のりんご農家を訪ねていたため(→リンク)、目をひかれました。
農家の婿養子になった主人公が、農薬のせいで体調不良になった妻を見て、無農薬栽培を志し、見事に成功させるという感動的な物語です。
最初のほうで、昔の青森県の道徳の教科書の一節が紹介されていました。
アメリカから明治時代に導入されたりんごは、日本全国に広まったが、あまりにも手間がかかるため、栽培をあきらめる農家が多かった。しかし、青森県だけは不屈の精神(津軽だましい)でりんごの栽培を続け、品種改良などに成功して、世界的なりんご産地になった…。
これを聞いたとき、思い出したことがあります。
豊臣秀吉が毒薬として持ち込んだ唐辛子を、優秀な韓民族は、食用に改良し、世界的に優れた発酵食品、キムチを作り出した…。
ネットを調べると、映画で成功した無農薬・無肥料栽培は、非現実的だそうです。長野の友人の農園でも、農薬散布は重要な作業の一つとして指折られていました。
ノンフィクションというよりは、エンターテイメント作品として楽しんだほうがよさそうです。
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