韓国の大邱で、大量感染のきっかけを作った、新天地イエス教会に関する記事を、拙訳で紹介します。(原文)
聯合ニュース2月19日
「地べたでぎゅう詰め」、新天地の大量感染の裏には独特な礼拝があった
元信徒が証言。「礼拝の後、階段を密集しながら下りるのも原因だろう」と分析
(写真)
閉鎖された新天地大邱教会
19日午後の大邱市南区大明洞にある新天地大邱教会の様子。中央防疫対策本部は、コロナ19の大邱最初の患者である31号患者が最近この教会を訪れて祈祷したと明かした。
19日、新天地イエス教大邱教会で新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の感染者が大量に出たのは、新天地教会特有の礼拝のやり方が感染症の拡散と関連があったためではないか、という指摘が現れた。
新天地大邱教会に通っていて、その後脱退した元信者は、この日聯合ニュースに対し、新天地教会信徒たちの独特な礼拝のしかたについて詳しく説明してくれた。
元信徒によれば、最も特徴的なのは、信者が、本一冊ほどの隙間で「ぎゅう詰めになって」地べたに座ることだ。普通のプロテスタントの教会で、信徒たちが長椅子に座って礼拝するのとは、まるで違う。
このような礼拝のしかたは、ネットで検索すれば、見ることができる。
元信徒は「あまりにも多くの人が体を接触させて、できるだけ体をくっつけあって座っている…、これがコロナ19感染の危険性を高めたのではないか」と語った。
礼拝の間、説教者の言葉に対し、信徒たちは大声で「アーメン」を唱えることが要求されていることも、感染を拡げた原因ではないか、という推測も出ている。
また、新天地大邱教会は、地下1階、地上9階の建物だが、信徒たちは礼拝が終わると、密集状態で上の階から下の階まで階段で下りるそうだ。
元信徒は、階段を使う人があまりにも多いため、8階の礼拝堂から1階まで下りるのに、15~20分ほどかかり、このときに信徒間の接触が増え、コロナ19の感染者が増えたのではないか、とも分析した。
彼は、「礼拝のあと階段を下りるとき、信徒同士の距離は20~30センチ足らずだったと思う」と語った。
保健当局は、2メートル以内という近距離で、コロナ19の患者の唾などが飛び、周りの人の口や鼻や目などに直接入ったり、生活空間で付着した患者の唾液などに接触すると、感染の可能性があると見ている。
毎週金曜日の午後には、建物の地下1階の礼拝所で祈祷会が開かれるが、1,500人の信徒が集まり、肩を組んで歌を歌ったりするそうだ。
元信徒は、「新天地大邱教会に通ているとき、祈祷会は一度も休んだことがない。そのときに、肩を組んで歌を歌ったりして、多くの身体接触をする」と説明した。
また、一部の人々からは、保健当局が新天地大邱教会の感染の実態を正確に把握するためには、教会の建物だけでなく、大邱各地にある偽装カフェ、偽装教会、福音部屋、集会所など、数十か所について点検すべきだという意見も出ている。
ソウル市は、新天地イエス教会の教祖、イ・マンヒ総会長とその他の幹部を、殺人罪でソウル中央地検に告発したんだそうです。
(リンク、聯合ニュース日本語版)
感染拡大について、当初の防疫活動への非協力など、教祖と幹部の責任は重大ですが、いくらなんでも「殺人罪」はないんじゃないのでしょうか。
このあたり、激高すると歯止めが効かなくなる国民性が表れているように思います。
聯合ニュース2月19日
「地べたでぎゅう詰め」、新天地の大量感染の裏には独特な礼拝があった
元信徒が証言。「礼拝の後、階段を密集しながら下りるのも原因だろう」と分析
(写真)
閉鎖された新天地大邱教会
19日午後の大邱市南区大明洞にある新天地大邱教会の様子。中央防疫対策本部は、コロナ19の大邱最初の患者である31号患者が最近この教会を訪れて祈祷したと明かした。
19日、新天地イエス教大邱教会で新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の感染者が大量に出たのは、新天地教会特有の礼拝のやり方が感染症の拡散と関連があったためではないか、という指摘が現れた。
新天地大邱教会に通っていて、その後脱退した元信者は、この日聯合ニュースに対し、新天地教会信徒たちの独特な礼拝のしかたについて詳しく説明してくれた。
元信徒によれば、最も特徴的なのは、信者が、本一冊ほどの隙間で「ぎゅう詰めになって」地べたに座ることだ。普通のプロテスタントの教会で、信徒たちが長椅子に座って礼拝するのとは、まるで違う。
このような礼拝のしかたは、ネットで検索すれば、見ることができる。
元信徒は「あまりにも多くの人が体を接触させて、できるだけ体をくっつけあって座っている…、これがコロナ19感染の危険性を高めたのではないか」と語った。
礼拝の間、説教者の言葉に対し、信徒たちは大声で「アーメン」を唱えることが要求されていることも、感染を拡げた原因ではないか、という推測も出ている。
また、新天地大邱教会は、地下1階、地上9階の建物だが、信徒たちは礼拝が終わると、密集状態で上の階から下の階まで階段で下りるそうだ。
元信徒は、階段を使う人があまりにも多いため、8階の礼拝堂から1階まで下りるのに、15~20分ほどかかり、このときに信徒間の接触が増え、コロナ19の感染者が増えたのではないか、とも分析した。
彼は、「礼拝のあと階段を下りるとき、信徒同士の距離は20~30センチ足らずだったと思う」と語った。
保健当局は、2メートル以内という近距離で、コロナ19の患者の唾などが飛び、周りの人の口や鼻や目などに直接入ったり、生活空間で付着した患者の唾液などに接触すると、感染の可能性があると見ている。
毎週金曜日の午後には、建物の地下1階の礼拝所で祈祷会が開かれるが、1,500人の信徒が集まり、肩を組んで歌を歌ったりするそうだ。
元信徒は、「新天地大邱教会に通ているとき、祈祷会は一度も休んだことがない。そのときに、肩を組んで歌を歌ったりして、多くの身体接触をする」と説明した。
また、一部の人々からは、保健当局が新天地大邱教会の感染の実態を正確に把握するためには、教会の建物だけでなく、大邱各地にある偽装カフェ、偽装教会、福音部屋、集会所など、数十か所について点検すべきだという意見も出ている。
ソウル市は、新天地イエス教会の教祖、イ・マンヒ総会長とその他の幹部を、殺人罪でソウル中央地検に告発したんだそうです。
(リンク、聯合ニュース日本語版)
感染拡大について、当初の防疫活動への非協力など、教祖と幹部の責任は重大ですが、いくらなんでも「殺人罪」はないんじゃないのでしょうか。
このあたり、激高すると歯止めが効かなくなる国民性が表れているように思います。
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