辞書という言葉,韓国では使いません。
辞典(サジョン)といいますね。
もちろん日本にも辞典という言葉があって,書名はたいてい「~辞典」となっているけれども,日常的には「辞典を引く」よりは「辞書を引く」と言うのではないでしょうか。
新明解国語辞典で,「辞典」の項を引くと,
じてん【辞典】「辞書」の改まった言い方
となっていることを見ても,一般的な言い方が「辞書」であることがわかります。
韓国語で「辞書」と言わないのは,「辞書」だと「サソ」になって,「史書」(サソ)と同音異義語になるからかもしれません。
逆に日本語では,「ジテン」というと
「辞典」(言葉を調べる)なのか
「事典」(事項を調べる)なのか
「字典」(漢字を調べる)なのか
あいまいだから,「ジショ」のほうを好むのかもしれません。
ちなみに出版業界では,辞典,事典,字典を区別するために,それぞれ「コトバテン」「コトテン」「モジテン」などと言う場合があります。
世の中にはさまざまな辞典があります。
国語辞典,外国語辞典,外来語辞典…。また大きさ(語数)もいろいろで,大型,中型,小型があり,最近は「電子辞書」も一般化してきました。
ここで,ビアスの『悪魔の辞典』のパロディ版,別役実『当世 悪魔の辞典』(王国社)で「辞典」を引くと
じてん【辞典】
老眼の者が老眼鏡を忘れて辞典を持っている場合、それはただ「重い」というだけのものである。
でも,最近の電子辞書の場合,老眼の人のために表示される文字の大きさを大きくできるうえに,そもそも重くない。
上の「悪魔の辞典」はもはや「当世」を謳えなくなったようです。
辞典(サジョン)といいますね。
もちろん日本にも辞典という言葉があって,書名はたいてい「~辞典」となっているけれども,日常的には「辞典を引く」よりは「辞書を引く」と言うのではないでしょうか。
新明解国語辞典で,「辞典」の項を引くと,
じてん【辞典】「辞書」の改まった言い方
となっていることを見ても,一般的な言い方が「辞書」であることがわかります。
韓国語で「辞書」と言わないのは,「辞書」だと「サソ」になって,「史書」(サソ)と同音異義語になるからかもしれません。
逆に日本語では,「ジテン」というと
「辞典」(言葉を調べる)なのか
「事典」(事項を調べる)なのか
「字典」(漢字を調べる)なのか
あいまいだから,「ジショ」のほうを好むのかもしれません。
ちなみに出版業界では,辞典,事典,字典を区別するために,それぞれ「コトバテン」「コトテン」「モジテン」などと言う場合があります。
世の中にはさまざまな辞典があります。
国語辞典,外国語辞典,外来語辞典…。また大きさ(語数)もいろいろで,大型,中型,小型があり,最近は「電子辞書」も一般化してきました。
ここで,ビアスの『悪魔の辞典』のパロディ版,別役実『当世 悪魔の辞典』(王国社)で「辞典」を引くと
じてん【辞典】
老眼の者が老眼鏡を忘れて辞典を持っている場合、それはただ「重い」というだけのものである。
でも,最近の電子辞書の場合,老眼の人のために表示される文字の大きさを大きくできるうえに,そもそも重くない。
上の「悪魔の辞典」はもはや「当世」を謳えなくなったようです。
どういう習性なのか(^^;)
辞書は奥深いですね。