震災が思わぬところに影響を与えています。
それはタバコ。JT(日本たばこ産業) の東北・関東にある工場が被災で稼働停止したうえ、関連する葉の加工工場、フィルター生産工場も被害を受け、タバコは3月末から出荷が全面停止。その後主要銘柄の出荷は再開されたとのことですが、東京都では品薄状態が続いているようです。喫煙者の自衛的な買いだめの影響もあるでしょう。
喫煙者でありながらなぜ伝聞情報のように書くかというと、我が家のタバコ蔵には海外出張で買い溜めた免税タバコがまだ8カートンあり、街中でタバコを購入することはないからです。
今回の出張でも往路の成田空港免税店でキャスター5ミリを購入。帰路のスワンナプームでもう一箱買うつもりでした。
免税煙草とは言っても価格は空港ごとにさまざま。成田では1カートン2500円。仁川ではたしか19ドルぐらい。タイのスワンナブームは500バーツですから日本円に直せば1500円弱。なんでこんなに差があるのかわかりませんが、同じ煙草でも定価は国ごとに別に設定されているということなのでしょう。
タイの免税タバコは確かに安いけれども、箱に原色死体写真が印刷されているのが難。それでも安さの魅力には勝てません。いつものようにキャスター5ミリを買おうとすると…。
ない! いつもはあるのに…。
店の人に聞くと、今は扱っていないとのこと。日本からの輸入が途絶えたのでしょうか。日本のタバコではマイルドセブンが3種類とセブンスターのみ。しかたなく、兄のためにマイルドセブン3ミリを購入しました。
このタバコ不足のニュースに接し、ひそかにほくそ笑んでいる嫌煙派も多いことと思われます。家族からも「これを機会にやめたら?」などと言われますが、今回の煙草不足も少し前の大幅値上げも、個人的にはちっとも困っていないのでやめるための動機付けとしては弱い。
ところで愛煙家でも知られる漫画家、宮崎駿氏が被災した気仙沼の漁師さんたちに煙草を贈り感謝されたというニュース(→リンク)が流れました。このほかにも野口健さんというアルピニストが寝袋支援と同時に煙草を支援し、大喜びされたとのこと(→リンク)。こういう状況の中で公然とは口にできない喫煙者の悩みを汲み取り、支援を実行するというのはすばらしいことだと思います。宮崎駿がますます好きになりました。
今回の震災にあたり、かつて筒井康隆が予言したような喫煙者に対する弾圧(→リンク)が起こっていないのは幸いなことです。
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罠から這い上がって、まともな生活をすることは難しい。
喜ぶ被災者も多いだろうに。
保坂変人さん
なんか、すごいページですね。
阪神淡路大震災で避難所での
お酒のトラブルがままあったらしいので
避難所では禁酒になった所が多かったそうです。
被災、疲労、ストレス、先行き不安
呑まないとやってられないんでしょうが
鬱積状態で酔もまわると
普段以上にトラブルおきるでしょうね
「一杯だけ」なんて言われるんなら、飲まないほうがましかも。