犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

犬生いろいろ②

2008-01-12 00:07:14 | 犬のいる生活
 週末,天気がよければドッグランに行きます。

ドッグラン」とは,私も犬を飼うようになってから知った言葉ですが,「犬を放して,走らせることのできるスペース」。
 有料のものと無料のものがあります。

 そこで,「一人っ子」のわが家の犬も,いろいろなワンちゃんたちと友達になりました。

 あるとき,人懐っこいコッカースパニエル(たぶん)がいた。初めて会ったお友達です。

 動作は緩慢ですが,じゃれついてくる。ただ,歩き方ちょっとおかしくて,よくベンチなどにぶつかったりしている。

(運動神経が鈍いのかな?)

 あとで飼い主と話をしてみると,なんと全盲なのだそうです。生後数カ月のときに緑内障にかかり失明。それでも嗅覚だけを頼りに歩き回っているとのこと。

 飼い主がちょっとの間,その犬を柵の中に残して外に出て行ったとき,たぶん臭いで察したのでしょう。急にそわそわしはじめ,柵越しに飼い主の後ろ姿を,その潤んだ見えない目で正確に追い,「クンクン」と悲しそうに鳴いていました。

 ここまで全的に頼られては,飼い主もわが子以上に不憫で,

「守ってやりたい」

という気持ちになるのでしょう。犬もいい飼い主に飼われて幸せ者です。

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2 コメント

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猫もそうでした (Never)
2008-01-14 13:37:44
テレビで知ったことですが、「間違いだらけのクルマ選び」で著名な徳大寺有恒氏の飼い猫も全盲だったそうです。もう死んでお墓に入れて貰っていますが、歩行でぶつからないように室内の家具は絶対に動かさないで、猫の室内感覚を狂わせないようにしておいたそうです。
こういう飼い主に飼われた動物は幸せ者です。
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盲目の猫 (犬鍋)
2008-01-14 22:25:50
犬の視力はあまりよくなくて,嗅覚が発達している。

猫の場合は,かなり視力に頼っているところがあるので,全盲はつらいでしょうね。

徳大寺有恒氏は愛猫家だったんですか。

20年ぐらい前,出版社勤務時代に執筆依頼をしたことがあって,氏の事務所のグランドパレスで何度も打ち合わせをしていただいたのですが,結局立ち消えになってしまいました。

ダンディな方でしたね。
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