先日開催されたミャンマー祭に出店していたお店のうち、4軒は私の行ったことのある所でしたが、知らない所もあった。
その一つが大森のミャンマー居酒屋TOP。
大森にミャンマー料理があったんだ! 今の勤務地が品川なので、これは朗報です。
スマホで検索すると、HPがあったので、そこにあった地図を頼り店を訪ねていきます。
日立製作所、いすゞ自動車本社…。
巨大な建物の狭間に、その店はあることになっていました。
だが、ない!
(おかしいなあ)
ミャンマー祭でもらったお店のカードを取り出してみると、HPの地図と違う!
やっと行き着いたとき、いの一番に苦情を言いました。
「はあ、ホームページですか」
出てきたアジア女性が不審な顔をします。
「店長、うち、ホームページありましたっけ?」
「ああ、前の店長が作ってたみたい」
厨房の奥にいた店長らしき中年の男性が応えます。
聞いてみると、もともとこの主人、リトルヤンゴンと呼ばれる高田馬場に店を構えていたが、最近、こちらにあったミャンマー料理の店を引き継いだらしい。
「マイソンカーって知ってますか」
聞いたことのある名前です。確か、ネットで紹介されてあった高田馬場のミャンマー料理店で、電話をしても通じなかったような…。
マイソンカーはミャンマーの少数民族、シャン族の言葉で「こんにちは」。
ご主人はシャン族で、この店の売りはシャン料理。
メニューを見ると、料理名はミャンマー文字、カタカナ表記、日本語の訳(というか説明)がついている。
ところが、私がなんとかミャンマー文字を解読しても、そのカタカナ音と合わない。そればかりか、カオソイとかトムヤムとか、なんとなくタイ風なのですね。
「これタイ料理じゃない?」
「ええ、シャンはタイとの国境のあたりにいて、言葉もタイ語と近いんです。」
それはともかく、安い!
生ビールは300円、つまみは500円から750円。だいたいが600円台です。チューハイの類は150円、ウイスキーは300円。
とりあえずビールを頼んだら、カルビーのカールに似たものが。
「これ何ですか?」
「豚の皮の揚物です」
同じようなものを、フィリピン料理の店で食べたことがあります。
「お勧めは何ですか」
「トーフジョーがおいしいですよ。豆腐は自家製ですから」
頼んでみると、確かに中がトロリとしていて美味。その他、シャン風ソーセージでシャンカウスエー(シャン風米麺汁あり)をいただきました。
ホールの女性は日本語が上手。ところが、私が
「サーロ・テイ・カウンデー」(とてもおいしいね)
と言ってもきょとんとしている。
「私、中国人なんです」
(なーんだ)
ここは、前は中国料理店で、彼女はそこの店員をやっていた。店がミャンマー料理に変わっても、そのまま雇用継続となったようです。
「お客さん、少ないねえ」
「そうなんですよ。ヒマでヒマで。お友だち連れてきてください」
「うん。安くておいしいし。また来るね」
※ HPの地図は間違ってますが、ぐるなびの地図は正確でした。
追記:12月27日に行ったとき、店が閉まっていました。もしかしたら閉店したのかもしれません。
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タイとビルマは数世紀に渡り戦い続けた犬猿の仲で、タイのアユタヤ朝はビルマに滅ぼされました。
結局、ビルマはイギリスの植民地になり、ビルマとの国境策定はタイはイギリスと交渉することになりますが、イギリスは南部のマーレーシアの一部をタイに譲る替わりに、ビルマとの国境では大幅にタイの国境を後退させたようです。
タイはフランスにもラオスの一部を割譲されているわけで、タイの国境には帝国主義時代の英仏利権獲得競争の名残りが残っていますね。
ラオスとは言語も近いし、兄弟みたいなものだ、とも。
たぶんタイが兄なんでしょう。