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写真:ウミガメとプラスチックごみ(グリーンピース)
D(三女の夫、フィリピン人)が、フィリピンで知り合った日本人の友だちと飲むというので、二次会に誘ってもらいました。友だちは、ドイツ人の恋人を連れてきていました。
(ドイツ語は昔やったけど、忘れちゃったなあ)
「大丈夫です。彼女は英語も日本語もペラペラです」
Dが彼女に会うのは2回目。前回は飯能河原で川遊びをしたとのこと。
「ただ、彼女はベジタリアンなので、食べられるものが限られるんです」
二次会は、飯能にある居酒屋。
(食べられるもの、あるのかなあ)
行ってみると、ベジタリアンといっても、魚と卵はOKで、肉だけが食べられないとのこと。
(なーんだ)
彼女は今、環境保護団体グリーンピースで働いており、ブラスチックゴミのリサーチで日本に来て3年目。日本語能力試験N2に合格したというから、日本語は大した実力です。
「中国人や韓国人は聞くけれど、欧米の人でN2に合格するというのはすごいですね」
「はい、一生懸命勉強しました。漢字が難しかったです」
「プラスチックごみといえば、数年前に、ウミガメの鼻の穴にプラスチックストローがはまってとれんなくなった映像がニュースになりましたね」
「はい、私は今はマイクロプラスチックを中心に調べていますが」
「私の長女は、卒論がウミガメの産卵でした」
「そうなんですか! 私も大学では動物学を勉強していて、卒論はコウモリの研究でした」
「コウモリ! 狂犬病のウイルスを媒介すると聞いたことがあります」
「そういう種類もいますね。実は、コウモリは人間と似ているところがあるんです」
「どんなところが?」
「コウモリは一夫一婦で、つがいの相手を変えないんです」
「へえ!」
Dやその友達と会話するときは、主に英語。ぼくとの話は日本語でした。
「ドイツ人は、英語がうまいですよね」
「最近はそうでもありません。オランダとか北欧は、アメリカの映画やテレビドラマをそのまま流すので英語ができますが、ドイツはオールドイツ語ですから」
ヨーロッパで人口の多いドイツ、フランス、イタリアなどは、メディア産業が自国語で成り立つ反面、英語力はあまりつかないということなのでしょう。
「ドイツに行ったことはありますか」
「はい、でも40年前です。それもミュンヘンだけ。大きいビアホールで、ソーセージでビールを飲んだことを覚えています」
「私も子どもの頃はソーセージばかり食べていました。ソーセージを食べ過ぎて、肉が嫌いになっちゃったんです」
「それでベジタリアン!」
話は尽きませんでしたが、終電の時間もあり、お開きに。
「今度はヤネセン(谷中・根津・千駄木)で飲みましょう」
二人は、近々、日暮里に引っ越すのだそうです。
「うちの実家のお墓が谷中にあるので、お彼岸にはそちらに行きます」
「楽しみにしています」
D(三女の夫、フィリピン人)が、フィリピンで知り合った日本人の友だちと飲むというので、二次会に誘ってもらいました。友だちは、ドイツ人の恋人を連れてきていました。
(ドイツ語は昔やったけど、忘れちゃったなあ)
「大丈夫です。彼女は英語も日本語もペラペラです」
Dが彼女に会うのは2回目。前回は飯能河原で川遊びをしたとのこと。
「ただ、彼女はベジタリアンなので、食べられるものが限られるんです」
二次会は、飯能にある居酒屋。
(食べられるもの、あるのかなあ)
行ってみると、ベジタリアンといっても、魚と卵はOKで、肉だけが食べられないとのこと。
(なーんだ)
彼女は今、環境保護団体グリーンピースで働いており、ブラスチックゴミのリサーチで日本に来て3年目。日本語能力試験N2に合格したというから、日本語は大した実力です。
「中国人や韓国人は聞くけれど、欧米の人でN2に合格するというのはすごいですね」
「はい、一生懸命勉強しました。漢字が難しかったです」
「プラスチックごみといえば、数年前に、ウミガメの鼻の穴にプラスチックストローがはまってとれんなくなった映像がニュースになりましたね」
「はい、私は今はマイクロプラスチックを中心に調べていますが」
「私の長女は、卒論がウミガメの産卵でした」
「そうなんですか! 私も大学では動物学を勉強していて、卒論はコウモリの研究でした」
「コウモリ! 狂犬病のウイルスを媒介すると聞いたことがあります」
「そういう種類もいますね。実は、コウモリは人間と似ているところがあるんです」
「どんなところが?」
「コウモリは一夫一婦で、つがいの相手を変えないんです」
「へえ!」
Dやその友達と会話するときは、主に英語。ぼくとの話は日本語でした。
「ドイツ人は、英語がうまいですよね」
「最近はそうでもありません。オランダとか北欧は、アメリカの映画やテレビドラマをそのまま流すので英語ができますが、ドイツはオールドイツ語ですから」
ヨーロッパで人口の多いドイツ、フランス、イタリアなどは、メディア産業が自国語で成り立つ反面、英語力はあまりつかないということなのでしょう。
「ドイツに行ったことはありますか」
「はい、でも40年前です。それもミュンヘンだけ。大きいビアホールで、ソーセージでビールを飲んだことを覚えています」
「私も子どもの頃はソーセージばかり食べていました。ソーセージを食べ過ぎて、肉が嫌いになっちゃったんです」
「それでベジタリアン!」
話は尽きませんでしたが、終電の時間もあり、お開きに。
「今度はヤネセン(谷中・根津・千駄木)で飲みましょう」
二人は、近々、日暮里に引っ越すのだそうです。
「うちの実家のお墓が谷中にあるので、お彼岸にはそちらに行きます」
「楽しみにしています」
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