焼き鳥屋を出た後、すぐ隣のbarに行きました。
ここは以前にも行ったことがあります。
飯能のBar
マスターは、私のことは覚えていないようでしたが、そのときいっしょに行ったD(三女の夫、フィリピン人)のことは覚えてくれていました。
まだ早い時間だったので、客は私だけ。
「お店の名前、映画からとったんですよね」
「そうです。40年ぐらい前の映画です」
「ヒットしたんですか?」
「そんなでもないです。前衛的な映画なので。この時代なのに、モノクロなんですよ」
(学生時代に見た「ペーパームーン」もモノクロだったな)
「ただ、その映画に流れていた音楽が私の好みだったので、お店の名前にしたんです」
この店は、昔のアメリカのバーという感じで、奥にはジュークボックスが置かれています。
「たしかDが最初に来たのは、ライブが終わった後でした」
「ここはライブもやるんですね」
「はい、ときどき」
「そういえば、この前、別のカフェでライブを聞いていたら、突然6人ぐらいの若い女性のバンドが乱入してきたんですよ」
ジャズライブにフィリピン女性バンド闖入
「いつですか」
「二週間前の土曜日です」
「ああ、うちにも来ましたよ」
「そうなんですか! 何時ごろ?」
「けっこう遅かったですよ。11時ごろかな」
「カフェに来たのは7時頃だから、この辺の店を軒並み回っていたんですね」
「うちにくるお客さんに、飲み屋をやっている人も多いんだけど、「うちにも来た」っていう人がいましたよ」
「カンパしてほしいって言っていたでしょう?」
「千円払って出て行ってもらおうとしたら、お客さんからもお金をもらってました。けっこう儲けたんじゃないかな」
「フィリピンではクリスマスにああいうのが街を回るらしいです」
「ああ、彼女たちフィリピン人だったんですね」
「Dがタガログ語で話をしていました」
「今度また、Dに会いたいなあ」
「Dも来たいと言っていました」
別のお客さんが来たところで、席を立ちました。次はDを連れて来ようと思います。
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