「タブー」というのは,ポリネシア語の「タプ」が語源だそうです。
「タ」は「徴(しるし)をつける」,「プ」は「明確に,強く」,つまりタプとは,他の一般的な事物とは異なったものとして「はっきりと徴をつける」という意味です。
大航海時代の海の探検家,キャプテン・クックが1780年代半ば,ポリネシアでの「航海日誌」の中で使い,それが世界中に広まったとされます。
ちなみに,クック船長のパトロンが,サンドイッチ伯爵。無類のギャンブル(カード)好きで,食事時間も惜しんでカードに興じ,遊びを中断せずに食べられる「サンドイッチ」の発明者として後世にその名を残しているとのこと。
さて,世の中には「食べ物」と「食べ物じゃないもの」の二種類がある。
しかし,この区別は,「食べられる物」と「食べられない物」の区別とは一致しない。
「食べられるもの」でありながら,「食べ物」とはされないものが,「食のタブー」です。
タブーは文化によって違います。「人間の死体」とか,「排泄物」のように,ほぼ人類に普遍的なタブーもあり,「馬」,「クジラ」,「犬」のように,ある文化圏では立派な食べ物でありながら,ほかの文化圏では「タブー」になるものもあります。
有名なのが,宗教の戒律によって食べることを禁じられている場合。
ユダヤ教徒は,「ひずめが割れていて反芻する動物」以外は食べてはいけないことになっており,イスラム教徒は豚を食べることをコーランが禁じています。ヒンズー教徒は牛を神聖な動物と見なして食べず,仏教やジャイナ教はあらゆる殺生を禁じるので,僧侶は肉食をしません。
知り合いの元インドネシア駐在員は,任期中に日本人の妻と離婚して,インドネシア人女性(イスラム教徒)と結婚。イスラム教に改宗しました。以後,豚肉を食べられなくなったのですが,彼によれば,
「それと知っていて食べるのはいけないが,知らないで食べるのはいい」
ということで,結婚後,「それと知らずに豚肉を食べちゃう」ケースが増えたそうです。
日本や,欧米各国では,「犬」がタブーになっていますが,これは宗教で禁じられているわけじゃなく,ペットとして飼うことが多いので,犬が家族または友達扱いされているからでしょう。
「タ」は「徴(しるし)をつける」,「プ」は「明確に,強く」,つまりタプとは,他の一般的な事物とは異なったものとして「はっきりと徴をつける」という意味です。
大航海時代の海の探検家,キャプテン・クックが1780年代半ば,ポリネシアでの「航海日誌」の中で使い,それが世界中に広まったとされます。
ちなみに,クック船長のパトロンが,サンドイッチ伯爵。無類のギャンブル(カード)好きで,食事時間も惜しんでカードに興じ,遊びを中断せずに食べられる「サンドイッチ」の発明者として後世にその名を残しているとのこと。
さて,世の中には「食べ物」と「食べ物じゃないもの」の二種類がある。
しかし,この区別は,「食べられる物」と「食べられない物」の区別とは一致しない。
「食べられるもの」でありながら,「食べ物」とはされないものが,「食のタブー」です。
タブーは文化によって違います。「人間の死体」とか,「排泄物」のように,ほぼ人類に普遍的なタブーもあり,「馬」,「クジラ」,「犬」のように,ある文化圏では立派な食べ物でありながら,ほかの文化圏では「タブー」になるものもあります。
有名なのが,宗教の戒律によって食べることを禁じられている場合。
ユダヤ教徒は,「ひずめが割れていて反芻する動物」以外は食べてはいけないことになっており,イスラム教徒は豚を食べることをコーランが禁じています。ヒンズー教徒は牛を神聖な動物と見なして食べず,仏教やジャイナ教はあらゆる殺生を禁じるので,僧侶は肉食をしません。
知り合いの元インドネシア駐在員は,任期中に日本人の妻と離婚して,インドネシア人女性(イスラム教徒)と結婚。イスラム教に改宗しました。以後,豚肉を食べられなくなったのですが,彼によれば,
「それと知っていて食べるのはいけないが,知らないで食べるのはいい」
ということで,結婚後,「それと知らずに豚肉を食べちゃう」ケースが増えたそうです。
日本や,欧米各国では,「犬」がタブーになっていますが,これは宗教で禁じられているわけじゃなく,ペットとして飼うことが多いので,犬が家族または友達扱いされているからでしょう。
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