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beauty mix



ロイヤル・オペラ・ハウスのバルコニーからの眺め。
この向かいにあって、長らく放置されていた建物がホテルに生まれ変わった。
アメリカのチェーンだとか。
かわいらしいアトリウム式のティールーム、座席数に制限があるのだろう、かなり先まで予約ができない。
7月19日のフリーダムデイを過ぎたら、できるようになるのかしら。



このシーズンはこれで見納め、ロイヤル・バレエ。
Beauty Mixと題された、ショート・プログラムのコレクションだった。

今、他の会場ではテニスやサッカー、あるいは自転車の競技が行われていて、わたしはそちら方面には全く関心がないものの、熱狂するファンの気持ちは非常によく分かる。

世界にあまたあるジャンルに優劣はない。あるとしたら作品ひとつひとつ、試合や公演のひとつひとつに出来不出来がある。
世界中の人がそれぞれ夢中になれるものがあるというのはすばらしいと思う。


最初のAnemoiでは、今シーズンファースト・アーティストに昇進された佐々木万璃子さんがとても美しかった。

Divertismentには、プリンシパルが多く出演するのでよかったが、他のキャストの都合でNatalia Osipovaが出演せず、Marianela Nunezの舞踏も短か過ぎ。
これでこの短かかったシーズンも終わりか...

季節の終わりと感傷は切っても切り離せないのである。

『眠れる森の美女』3幕の結婚式、アンチクライマックスとはまさにこのこと、主役のオーロラ姫にがっかりでございました。

足早に劇場を後にし、週末の夜にしては静かなロンドンの街を歩く。


昨日書いたように、スポーツ会場では75%6万人(ユーロ2020ウェンブリースタジアム)、決勝は満席稼働(ウインブルドン)なのに、ロイヤル・オペラ・ハウスは5割。座席の移動ができないように、開けておくべき席には赤いベルベットのリボンがかかっている。
バレエを見ながら誰も大声を出したりしないのにこの仕打ち...

この秋からの2021・2020シーズンのフル稼働に期待。
大きいプロダクションは『ロミオとジュリエット』『ジゼル』『白鳥の湖』...
早く見たい。
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