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七夕の準備@イングランド




昨日、イングランド南部のサウスダウン国立公園のはずれを訪れた時、駐車場に梶の葉によく似た植物があったので、ワクワクしながらネットで確認したら、残念ながら葉の形が微妙に違う、おそらく山葡萄系の葉だった。

梶は英語でマルベリーであり、英国にはそのままずばりの皮革製品ブランドがあるのだが...うちの庭にある葉で一番似ているのは同じファミリー、クワ科に属するイチジクかな!


と、イチジクの葉を一枚もらって飾ってみた。
イチジクは今年5月の氷点下で葉を一度全部落としてしまったため、まだ茂るほどには復活していない。
7枚も切り取ったら、この樹を丹精込めて育てている夫に不平を言われるに違いない。当日あと一枚くらい...

気の利く友達が折にふれてわけてくれる五色の水引やこよりもたくさんあったはずなのに、全部使ってしまったらしい。

そこで、うまいことに五色で彩られているバイオリンとピアノの形の箸置きを飾る。技芸の上達を願って。
星の形の折敷(じゃないけど)に。
ありもの暮らし。

サトイモの葉、モンステラ(<サトイモ科)なら大量にあるのだが、スイスチーズツリーと呼ばれるだけあって、穴あきで露なぞ取れないよ...(笑)。
習字を好む人間としては、一度くらいサトイモの葉から取れた美しい露で墨をすってみたいものである。

笹は、庭には笹があるものの、日本の笹のように瑞々しさのない笹。イングランド、雨の多さでは負けないと思うんだけど...
翡翠でできたような眩しさと、湿度と香りで息の詰まるような竹林が懐かしい。今頃美しいのだろうな!


明日は笹に短冊を飾って、週末帰宅する娘を迎えようと思う。
彼女が子供の頃のように一緒に飾ろうかな。
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