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arcade




もともと、柱で支えられる連続したアーチやヴォールトを用いた回廊式通路のある建物に、なぜだかとても惹かれる。
修道院の中庭のクロイスターや、アンダルシアやモロッコの幾何学模様の壮麗なアーケード! 


アーケードは古代ローマ時代から存在する様式で、去年の夏は南仏アルジェで、古代ローマ時代の半地下商店街アーケードを見学したのは記憶に新しい。

アーケード式の商店街といえば、現役のものは懐古的であり、隅や影に魔法が宿っているようで、とてもいい。
売られているものも、アーケード内の店で見るとこの世に属するものではないような...

写真のロンドンのバーリントン・アーケードやロイヤル・アーケードは大衆化社会が生まれたヴィクトリア時代のものだ。
鹿島茂先生は『パリのパサージュ』の中で「19世紀が真空パックされている」と書いている。
パリやイタリアのの商店街アーケードも素敵だが、ロンドンのもいいんですよ! 

ロンドンだけでなく、英国にも各地に残っている。


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