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Brugge Style
薔薇の庭の主人気分
旅先から戻ると、6月。
庭の薔薇が...芍薬が...
特に気前よくどんどん花を咲かせる香しいボスコベルは、切花にしないことには次の花が花びらを開けられない状態に。
今年は何がよかったのだろう?
世話の仕方は取り立てて変わっていない(というか、冬に剪定する以外は何もしない。しかも庭師さんではなく、夫がする仕事)はずだから、きっと寒暖差や雨量なのだろう...
そして薔薇も芍薬も例年よりも大輪。
旅行前はまだ薄寒い日で、わたしたちの留守の間に天気が良くなり、気温も毎日23度くらいになったとは聞いていたが、まさかこんなに美しい花が迎えてくれるとは!
こちらは去年冬に一目惚れして取り寄せて植えたロシャス!!
花びらはアレッサンドロ・デラクア時代のロシャスのスカートの裾のよう、香りはラデュレの薔薇のお菓子のよう...
芍薬。
芍薬と薔薇はわたしの一番好きな花。
芍薬が満開の頃は英国は毎年嵐が吹き荒れ、早々に切花にして家の中に飾るのだが、今年はその心配もなさそう。
昔、親友がよく言っていた。将来は薔薇の庭を世話しながら暮らしたい、と。
わたしは「ふーん、わたしは都会暮らしかなあ」と思っていたのに、いつの間にか自分が、朝いちで薔薇をチェックし、日が暮れる頃に水をやっては花に話しかけるような生活をしている。
彼女の「コトダマ」がわたしにも効果を出したのかも...もしそうなら、常に美しい未来を描き語る人のそばにいたいものですな。
ロシャス。夢をそのまま形にしたような。Rose by Any Other Name...
ボスコベル。美とは気前のいいものなのだ...
ワイルド・イヴ、可憐でもろく、それはそれは儚いが、満開の手前も開き切っても、そして散っても美しい。
イスパハン、薔薇の故郷だというの遠い地方を思わせる、エキゾチックな花。
ホット・チョコレート、ザ薔薇。
名前を失念、クロテットクリーム色のローズ、エレガンスとはこのこと。
オールドローズは一年のうち何度も繰り返し花を咲かせ、次に咲き始めるのは紫陽花と、ジャスミン...
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