日本・ベルギー・英国 喫茶モエ営業中
Brugge Style
芍薬姫
買ってから2週間、硬いつぼみのままだったボルドー色の芍薬がいよいよほころび始めた。
さらなる日当たりを求めて温室に移動させた。
徐々に花びらが開いていく姿も美しいが、その香りたるや。
しかし少々手遅れで、20本のうち、半分はつぼみのまま枯れてしまいそうな予感...
英国での隔離生活も明日で9週間目。
花や樹木の成長や、庭を訪れる鳥や、生命力のあるものがとても気になるのである。
うちに小さい子供や動物がいたらなあ!!
解決したきっかけは、ご親切にKさんが
「芍薬の蕾が開かない時は、水で優しく洗って蜜をおとすと良い」
「水がついたところが茶色く変色しやすいので、キッチンペーパーか柔らかい紙で優しく水分をとっておく」
と教えてくださり、目からウロコが落ちる思いだった。
というのは、つぼみのまわりに粘度の高い蜜が琥珀のようにつき、その量たるや娘が「これ、普通なの?」と言うくらい。
わたしは、「(ケーキの)イスパハンの薔薇の花びらに飾られている露か蜜に見立てたグルコースの雫はリアリティのあるものなんだ!」と感動していたからである。
なるほど、庭で成長している芍薬は、蜜に蟻が集まり、たびたび雨のシャワーを受けているのでちゃんと咲くのだなと。
みなさま、ご存知でした??
近所の店では芍薬が余っているように売られているので、また買ってこよう...
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ピンクが効く | イングランド... » |