コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

生老病死

2008-05-18 23:51:37 | 真宗
今日は日曜礼拝で「はなまつり」でした。
結構子どもも集まって、お祝いムードも盛り上がります。

そんななか、ご法話ではただのお祝いに収まらず、お釈迦様を通じて教えられる仏法を、子ども向けの配慮はあるとはいえしっかり聞かせていただきました。

今年は「生老病死」について。
お釈迦様の四門出遊を通じて、ただの王子から真剣に苦を見つめて仏道に歩まれるんですが、無常という事を「当たり前のように年をとって、それでもまだ先があると思っている」姿を通じて聞かせていただきました。

その後の座談会、今回はお参りも多く、時間も少なかったんですが、先にいただいたご法話を軸に話あわれましたね。

先生やお同行が、頭の理解や優等生的な受け答えで終わるのでなく、具体的な心の動きを見つめて、そこで味わっていくことの大事さを話してくださり、まだ座談経験の少ない方にもなにかが届いたんじゃないかと…

私自身、先日のブログでも書いた「剥がされていくこと」や「獲信へのこだわりが邪魔すること」を、座談の流れの中で味わいなおさせてもらいました。

もう、先の先に願われている。
四苦八苦していることもお見通しだと。

親子コミュニケーションのちょっとした心がけ 9

2008-05-18 02:21:02 | 親子コミュニケーション

前回、伝えるという過程で
>伝えたいことを一つ話したら「ここまででどう思う?」と聞いてあげる。
ということを書きました。

この「聞いてあげる」っていうのはすごく大事なことです。
いままでいくつか心がけを書いてきましたが、どれにもつながりますし、もしかしたら一番大事なことがこの「聞いてあげる」って事かもしれません。

子どもって話したがりです。
保育園・幼稚園であったこと、公園であったこと、テレビで見たこと…
興味を持ったことを口に出したくて仕方ありません。

でも、こちらはどうか…子どもと一緒にいる時間って、仕事から帰って家事に追われている時間じゃないでしょうか。
「ごめん、忙しいから後にして」
一度くらいならやさしく返しますが、子どもがしつこく言ってくると
「うるさい、後にしなさいっていってるでしょ!」
という経験はありませんか?

こういうことが繰り返されると、いつしか子どもは
「話したらダメなんだ」
と、心を閉ざしていき、会話の少ない家庭になっていくかもしれません。

じゃあじっくり聞いてあげられるかというと、こどもの話したいことって整理されてませんし、何が言いたいのかわかりません。
大人の感覚で、理解する聞き方では難しいと思います。
そういうときのちょっとしたコツがあります。

ひとつは「うなづき」
話の区切り目に、「うん」という言葉を入れてあげることで、「聞いてもらえている」と思います。

あのな~(うん)今日な~(うん)先生がな~(うん)誉めてくれはったん(ふーん)

これだけでも違いが出てきます。
なんなら、家事をしながらでも、この「うなづき」だけならできますし、子どもにとっては話甲斐があるでしょう。

もうワンステップ進むなら、最後の出来事を受け止めてあげる。

誉めてくれはったん(ふーん、誉めてくれはったんや)

もうひとつ、気持ちを表す言葉が出てきたら、それを繰り返してあげると、すごく聞いてもらっている気持ちになります。

あのな~(うん)今日な~(うん)お絵かき頑張ったんやけどな(うん、頑張ったん)うん、そしたら先生がな~(うん)誉めてくれはってすごくうれしかった(ふーん、うれしかったんや)

このとき、同じ言葉で返してあげるのが良いです。
「うれしかった」には「うれしかった」
「かなしかった」には「かなしかった」

じつは、このことを心がけていけば、子どもにとって「聞いてもらってる」と思える効果があるだけではなく、あなた自身の「聞き方」が上手になってくるはずです。

このことは、いずれじっくり書いていこうと思いますが、まずはちょっとした心がけとして。

親子コミュニケーション 0 「序章」
親子コミュニケーション 1 「同じ目線」
親子コミュニケーション 2 「ありがとう」
親子コミュニケーション 3 「きれい」
親子コミュニケーション 4 「しつけ 暴力 虐待」
親子コミュニケーション 5 「呼び方」
親子コミュニケーション 6 「見本を示す」
親子コミュニケーション 7 「私メッセージ」
親子コミュニケーション 8 「伝える」