コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

認めてほしい気持ち

2008-09-03 05:06:01 | 日常雑感
昨晩、テレビで録画していたものを家族で見終わった後、画面が今放送されているものに切り替わったときに「緊急記者会見」の文字が画面に出ていた。
そこには「首相退陣」の文字が。
一瞬目を疑ったが…その後福田さんが現れ会見が始まった。

で、それを見ていて感じたことを、政治的なところ抜きにして考えてみた。
やはり気になったのはこのせりふだ。

「人ごとのようにとおっしゃったが、私自身は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです。」

これまでも、質問者に対して感情で答える場面がよくある人だった。
今回の会見も、「申し訳ない」ということよりも「あれもやった、これもやった」ということが中心。

あぁ、この人は認めてほしいんだなと。
一生懸命やっていたんだ、それを受け入れてほしいんだ。
だから批判的な質問に対して「違う、自分はこうなんだ」と。

その裏には政治的な苦悩があるんだろうけど、「立場」としては言ってはいけない言葉なんだろうな。
だから、その「立場」から離れる決断をしたんだろう。

しんどかったんだろうなぁ…

そんなことでしんどくなる人を選んだってことの是非もあるんでしょうが、前任者に引き続きこの体たらくは問題ありますねぇ。
という思いももちつつ、キレたくなるくらいしんどかったことが伝わってきました。

人ごとの中の「自分のこと」がでてきた言葉ですね。