今月は私がレジュメ担当です。
先週中に半分くらいできていたのですが、週末からのスケジュール過多で仕上げは今日の昼間に…と思っていたら、昨日の仕事でトラブルが出て今日も一日拘束されることに。
そこであわてて昨晩仕上げました。
先月の月例会の続きのような内容でした。
いろいろな仮説に対しての実証実験を受け、その結果わかってきたことが述べられています。
それは、現代につながるカウンセリングの歴史の中で、いまや当たり前のように言われている事柄ですが、それは最初から当たり前だったわけじゃなく、ロジャース氏の検証・実証を通じて「これだ!」といものを示してくれたからこそ、それがスタンダードな流れとして定着していることを再確認しました。
ほんと、あたりまえっちゃあ当たり前なことなんですけどね。
それらの話の中で、今日のキーワードになったのは「知覚」ということでした。
カウンセラーが高いレベルで「一致・共感・無条件の肯定的配慮」を示せていれば、それはクライエントに「知覚」されやすく、そのことによってクライエントに大きな正の変化が見られる。
ただ、クライエント側に何らかの障害があれば「知覚」されにくい。
「知覚」されるということは、両者間に心理的な結びつきが生まれるということですね。
カウンセラーの「大事にしたい」という思いが、クライエントに「大事にされている」と知覚されることで、クライエントの成長が援助されると。
逆にカウンセラーの「一致・共感・無条件の肯定的配慮」が低いと、クラエントの正の変化は少なくなる。
とまぁ、クライエントの状態によって関係は左右されることではあるのですが、それはカウンセラーが操作できるものではないですよね。
なので、私の側でできることは、経験を積んで「知覚」されやすいように、技法・態度を磨き、自然に「一致・共感・無条件の肯定的配慮」がにじみ出るように人間観の部分を磨いていくしかないということですね。
この人間観を「人格」という方も居られました。
さて、経験を積むということで、1月から新しい学習会が始まります。
私も世話人として参加します。
日時:1月13日より3月17日まで 毎週火曜日 19時~21時
場所:華光会館(京都)近鉄十条駅徒歩1分
参加費:14000円(学生13000円、研究会会員12000円)
詳細はお問い合わせください manu.takahashi@nifty.ne.jp
西光義敞先生の研修会の記録を輪読しながら、分かち合っていきます。
まだ定員に達しておりませんので、興味のある方はぜひご検討ください。
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