MBAについて思うことがあった。
MBA取得に投下したエネルギーはペイするかしないか?
時間にして、授業だけで約450時間、成果物作成のための時間は授業をのぞいて150時間ぐらいかしら?いや、そんなことないか?あれだけ苦しんだのだからもっとやっているかな・・・
お金は授業料と受験料でピッタリ150万円!MBA取得のためには安い金額だと思います。(無論、正規の大学院なので、通信制大学の時と比べると4倍ほどにもなりますが・・・)
これだけ、時間的エネルギーや経済的エネルギーを投下したが、今のところ、リターンは「ゼロ」である。修了してから、はや10ヶ月。仕事上でメリットがあったわけでもなく、転職するわけでもなく、いつもと同じ生活を送っている。
所詮、600時間=25日程度=1ヶ月にも満たない時間の学習で人生が大きく変わるほど、世の中は甘くない。
じゃあ、MBAは無意味か?
私はそうは思わない。意外と短く見える時間であるが、社会人がこれだけの時間、外部の教育機関で学ぶことは通常ありえない。いわば、やれないことを成し遂げた感があるのだ。
たかだか、1枚の「学位記」と言う名の「紙切れ」であるが、その1枚を獲得した者のみわかる世界がある。その1枚の紙切れを持っている人を見ると、その人が偉かろうと、偉くなかろうと、「あぁ、あなたも苦労なさったのね・・・」と、手を握って、涙を流してしまいたくなってしまう。
悪い例えかもしれないが、「戦友」って感じがする。過酷な学生生活を送り切った同類。しかも、必要ないのに、あえて、苦難の道を選んだ奇人変人。それでいて、なんだか、よくわからぬ正義感や使命感に燃えているやから・・・
そして、そのある意味閉鎖的なコミュニティに入ったことの違和感というか、なんというか・・・授業は少人数制なので、密度の濃い世界。ある意味徒弟関係。だから、先生の研究室に行こうと思えば苦もなく行ける。結構、学内では異色な存在だったので、多くの先生にかわいがってもらえたのも有難かった。
加えて、学友関係。最近、なかなか日が合わなくてイベントに参加できないが、先生を囲んだ飲み会など、スケジュールが合えば参加している。メーリングリストなどでも、情報が入ってくる。
あと、取得した知識。その道の専門家からすれば、まだまだのレベルであるが、一般社会人の中では、専門分野の知識はかなり高い水準にまで達していると思う。それ以外の分野でも、考え方に、大きな狂いは生じない。それが、MBA的思考だから・・・
学習を継続したいと思う気持ちも、大きな成果かもしれない。常に学習するという積極的なマインドは、波乱の日々から得た教訓である。
だから、プラスマイナスで考えると、「かなりプラス」というのが私の思い。ただ、それは、自分自身、楽してMBAを取ろうと思ったのではなく、やりたいこと中心の、かなり困難な道を選択したからこそ感じる思いかもしれない。
厳しい先生の授業を履修して苦しんだ思い出。それが、一番、涙のごとくショッパイ思い出かもしれない。
MBA取得に投下したエネルギーはペイするかしないか?
時間にして、授業だけで約450時間、成果物作成のための時間は授業をのぞいて150時間ぐらいかしら?いや、そんなことないか?あれだけ苦しんだのだからもっとやっているかな・・・
お金は授業料と受験料でピッタリ150万円!MBA取得のためには安い金額だと思います。(無論、正規の大学院なので、通信制大学の時と比べると4倍ほどにもなりますが・・・)
これだけ、時間的エネルギーや経済的エネルギーを投下したが、今のところ、リターンは「ゼロ」である。修了してから、はや10ヶ月。仕事上でメリットがあったわけでもなく、転職するわけでもなく、いつもと同じ生活を送っている。
所詮、600時間=25日程度=1ヶ月にも満たない時間の学習で人生が大きく変わるほど、世の中は甘くない。
じゃあ、MBAは無意味か?
私はそうは思わない。意外と短く見える時間であるが、社会人がこれだけの時間、外部の教育機関で学ぶことは通常ありえない。いわば、やれないことを成し遂げた感があるのだ。
たかだか、1枚の「学位記」と言う名の「紙切れ」であるが、その1枚を獲得した者のみわかる世界がある。その1枚の紙切れを持っている人を見ると、その人が偉かろうと、偉くなかろうと、「あぁ、あなたも苦労なさったのね・・・」と、手を握って、涙を流してしまいたくなってしまう。
悪い例えかもしれないが、「戦友」って感じがする。過酷な学生生活を送り切った同類。しかも、必要ないのに、あえて、苦難の道を選んだ奇人変人。それでいて、なんだか、よくわからぬ正義感や使命感に燃えているやから・・・
そして、そのある意味閉鎖的なコミュニティに入ったことの違和感というか、なんというか・・・授業は少人数制なので、密度の濃い世界。ある意味徒弟関係。だから、先生の研究室に行こうと思えば苦もなく行ける。結構、学内では異色な存在だったので、多くの先生にかわいがってもらえたのも有難かった。
加えて、学友関係。最近、なかなか日が合わなくてイベントに参加できないが、先生を囲んだ飲み会など、スケジュールが合えば参加している。メーリングリストなどでも、情報が入ってくる。
あと、取得した知識。その道の専門家からすれば、まだまだのレベルであるが、一般社会人の中では、専門分野の知識はかなり高い水準にまで達していると思う。それ以外の分野でも、考え方に、大きな狂いは生じない。それが、MBA的思考だから・・・
学習を継続したいと思う気持ちも、大きな成果かもしれない。常に学習するという積極的なマインドは、波乱の日々から得た教訓である。
だから、プラスマイナスで考えると、「かなりプラス」というのが私の思い。ただ、それは、自分自身、楽してMBAを取ろうと思ったのではなく、やりたいこと中心の、かなり困難な道を選択したからこそ感じる思いかもしれない。
厳しい先生の授業を履修して苦しんだ思い出。それが、一番、涙のごとくショッパイ思い出かもしれない。