「そんなに学士ばかりそろえても仕方ないじゃん」って感じのお小言は毎度頂戴している。
昨日のブログにも書いたが、経歴を表す際には、もはや、学部卒では書かないことが多くなってきているそうだ。ということは、学士は価値なしってことか?
いや、価値がないというより、価値が低下してしまったと言ったほうが適切である。学士が多すぎて、インフレを起こしてしまったのかも知れぬ。その昔、学士を取った者は「学士様」としてあがめられていた。それだけに、特権も与えられていた。
「日本の公的職業資格制度の研究」のP.83によると、1890年の「弁護士法」においては、「法律学を修めたる法学士」は無試験で弁護士となることができたそうです。
※更に凄いのは「帝国大学法律学科卒業生」も無試験で弁護士になれました。このような特権が、帝大至上主義?を生んだのかもしれませんね・・・
⇒ってことは、大学を卒業しただけで学士は取れなかったってことか?疑問である。
で、画像は放送大学の心理学史P.122より。日本精神医学会の設立趣意だそうですが、設立メンバーは肩書に「学士」というのをこれ見よがしにつけています。評議員について、上野陽一先生が「文学士」、齊藤茂吉先生も「医学士」、森田正馬先生も「医学士」の立場として参加されています。
それにしてもそうそうたるメンバーだな・・・
それだけ、昔は価値のあった学士の学位。無論、昔は今以上に、はるかに学位が取りにくかったことだと思います。私が最初に取得した「経済学士」は、平成3年の制度改正前だったので、卒業所要単位数も146単位とかなり多かった。また、必須単位も多く、経済嫌いの私は苦しんだものである。よく卒業できたな・・・
平成卒業の私でもこのような状態ですから、当時はもっと大変だったことでしょう。
それだけ価値を失った学士。とはいえ、脈々と続く制度のなれの果て。少ないエネルギーで学位が取れる時代となったと前向き?に考えたいと思います。ということで、今後も価値が上昇することはないと思いますが、せっかく安くなったこの機会に、学士を取り貯めしておきたいと考えています(笑)。
昨日のブログにも書いたが、経歴を表す際には、もはや、学部卒では書かないことが多くなってきているそうだ。ということは、学士は価値なしってことか?
いや、価値がないというより、価値が低下してしまったと言ったほうが適切である。学士が多すぎて、インフレを起こしてしまったのかも知れぬ。その昔、学士を取った者は「学士様」としてあがめられていた。それだけに、特権も与えられていた。
「日本の公的職業資格制度の研究」のP.83によると、1890年の「弁護士法」においては、「法律学を修めたる法学士」は無試験で弁護士となることができたそうです。
※更に凄いのは「帝国大学法律学科卒業生」も無試験で弁護士になれました。このような特権が、帝大至上主義?を生んだのかもしれませんね・・・
⇒ってことは、大学を卒業しただけで学士は取れなかったってことか?疑問である。
で、画像は放送大学の心理学史P.122より。日本精神医学会の設立趣意だそうですが、設立メンバーは肩書に「学士」というのをこれ見よがしにつけています。評議員について、上野陽一先生が「文学士」、齊藤茂吉先生も「医学士」、森田正馬先生も「医学士」の立場として参加されています。
それにしてもそうそうたるメンバーだな・・・
それだけ、昔は価値のあった学士の学位。無論、昔は今以上に、はるかに学位が取りにくかったことだと思います。私が最初に取得した「経済学士」は、平成3年の制度改正前だったので、卒業所要単位数も146単位とかなり多かった。また、必須単位も多く、経済嫌いの私は苦しんだものである。よく卒業できたな・・・
平成卒業の私でもこのような状態ですから、当時はもっと大変だったことでしょう。
それだけ価値を失った学士。とはいえ、脈々と続く制度のなれの果て。少ないエネルギーで学位が取れる時代となったと前向き?に考えたいと思います。ということで、今後も価値が上昇することはないと思いますが、せっかく安くなったこの機会に、学士を取り貯めしておきたいと考えています(笑)。