夕食を食べて、風呂からあがってくつろいでいる。
以前も、ちょっと書いたかもしれないが、学位授与機構のレポートについて書いてみたい。単位は積み上げるだけだが、レポートは難しい。なぜなら、サンプルが乏しいため、レベル感がわからないからだ。無論、学術誌に載るような論文や、学位を取得するための卒論・修論レベルなら十分審査に耐えれると思うが、そのようなレベルに達していなくても、恐れることはない。
私の知る限り、レポートのサンプルは松本先生・秋場先生の「ナースがもっと簡単に看護大学卒になれる本」と機構発刊の「新しい学士をめざして」しかない。
しかし、機構のレポート例を見ると、かなりの人が「自信を喪失する」と断言できる。学士(工学)の例であるため、難解である上、出来がレベル的に「上の上」だから、このレベルを書けるのは、学士のレベルではなく、プロのレベルと言って過言でない。
また、松本・秋場先生のレポートも、きれいにまとまっており、このレベルでないと合格できないというものではない。だから、安心して欲しい。
現在、7つの学位を頂いているが、私の書いたものは以下のとおりである。
・文学:産業カウンセラーの現状と今後の課題
・経営学:ビジネス・キャリア制度の現状と今後の課題
・教育学:生涯学習に果たす大学通信教育の役割と今後の課題
・商学:新しい信用状統一規則と今後の課題
・社会科学:銀行員のための労働環境整備とコンプライアンス遵守の経営
・社会学:生涯学習社会の現状と今後の課題
・学芸:技術大国日本における「トヨタ生産方式」についての考察
教育学と社会学が内容的ににているが、教育学は「大学通教」限定であり、社会学は「資格」「社会人大学院」等、幅広に捕らえている。
「文学」「経営学」「社会学」は、私の得意な「資格」にからむもので、その他は自分の強みのあるテーマについてであり、まとめることによって、知識の整理ができるメリットもあった。
で、ここでレポートの書き方であるが、まず、①「自分の好きなテーマを決めること」が必要である。学位は1つでいいというスタンスなら(多くの方がそうだと思うが、世の中には、マニアックに複数の学位取得を目指す人もいるのだ)、自分が最も得意とする分野=何を聞かれても、一通り答えられるものを選択すべきである。
で、テーマが決まったら、②「そのテーマを書くための、キーワード単位」を履修する必要がある。単位を取ったものからテーマを選ぶのではない。その時点で、己の優位性はかなりのレベルで低下している。単位にあわせて書こうとしても、ストレスがたまるだけである。
次に、③「可能な限り17枚書く」ことをお勧めする。よっぽど、ネタがなければ仕方がないが、図表、参考文献等を活用して、17ページいっぱい書くこと。通常の卒業論文でも、17枚でOKというところはあまりないと思う。だからこそ書いて欲しい。
そして、④「自分の考えを述べる」こと。すべてを自分の言葉にする必要はない。17枚のうち、1枚は参考文献となるはずなので、16枚中2枚~4枚は自分の意見を述べて欲しい。反対にあまりに意見が多いとまずい。構成として、「はじめに」と「おわりに」が1枚ずつとなるので、「おわりに」の前が、「考察」や「課題」といった「自分の意見の場」となる。
「意見の場」ができれば、そこまでもっていく前提条件が必要となる。それが⑤-1「先行研究」であったり、自分が調べた⑤-2「調査結果」であったり、⑤-3「現状の問題点」といったこととなる。ここで、自分が問題と思っていることがでてくるわけだ。
私は、問題点を見つけると同時に、上記④が出来上がっている。逆に、④を導く材料を文献等で探し出すこととなる。だから読み進んでも、一貫している。
ただ、この方法うを取るためには、「自分の得意分野」でないとかなり厳しい。得意分野だから、ある程度の仮説・検証が済んでいる。だから、問題点も、課題もわかっているから、逆引きのレポート作成ができる。また、ひねった出題にも対応できる。
得意分野での勝負。得意分野に引き込むための単位取得計画。少ない労力で大きな成果を出すためには、このやり方をお勧めする。決して、自信のない分野で勝負をかけてはいけない。「彼を知り己を知らば百戦危うからず」という故事成語を噛み締めて闘って欲しい。
以前も、ちょっと書いたかもしれないが、学位授与機構のレポートについて書いてみたい。単位は積み上げるだけだが、レポートは難しい。なぜなら、サンプルが乏しいため、レベル感がわからないからだ。無論、学術誌に載るような論文や、学位を取得するための卒論・修論レベルなら十分審査に耐えれると思うが、そのようなレベルに達していなくても、恐れることはない。
私の知る限り、レポートのサンプルは松本先生・秋場先生の「ナースがもっと簡単に看護大学卒になれる本」と機構発刊の「新しい学士をめざして」しかない。
しかし、機構のレポート例を見ると、かなりの人が「自信を喪失する」と断言できる。学士(工学)の例であるため、難解である上、出来がレベル的に「上の上」だから、このレベルを書けるのは、学士のレベルではなく、プロのレベルと言って過言でない。
また、松本・秋場先生のレポートも、きれいにまとまっており、このレベルでないと合格できないというものではない。だから、安心して欲しい。
現在、7つの学位を頂いているが、私の書いたものは以下のとおりである。
・文学:産業カウンセラーの現状と今後の課題
・経営学:ビジネス・キャリア制度の現状と今後の課題
・教育学:生涯学習に果たす大学通信教育の役割と今後の課題
・商学:新しい信用状統一規則と今後の課題
・社会科学:銀行員のための労働環境整備とコンプライアンス遵守の経営
・社会学:生涯学習社会の現状と今後の課題
・学芸:技術大国日本における「トヨタ生産方式」についての考察
教育学と社会学が内容的ににているが、教育学は「大学通教」限定であり、社会学は「資格」「社会人大学院」等、幅広に捕らえている。
「文学」「経営学」「社会学」は、私の得意な「資格」にからむもので、その他は自分の強みのあるテーマについてであり、まとめることによって、知識の整理ができるメリットもあった。
で、ここでレポートの書き方であるが、まず、①「自分の好きなテーマを決めること」が必要である。学位は1つでいいというスタンスなら(多くの方がそうだと思うが、世の中には、マニアックに複数の学位取得を目指す人もいるのだ)、自分が最も得意とする分野=何を聞かれても、一通り答えられるものを選択すべきである。
で、テーマが決まったら、②「そのテーマを書くための、キーワード単位」を履修する必要がある。単位を取ったものからテーマを選ぶのではない。その時点で、己の優位性はかなりのレベルで低下している。単位にあわせて書こうとしても、ストレスがたまるだけである。
次に、③「可能な限り17枚書く」ことをお勧めする。よっぽど、ネタがなければ仕方がないが、図表、参考文献等を活用して、17ページいっぱい書くこと。通常の卒業論文でも、17枚でOKというところはあまりないと思う。だからこそ書いて欲しい。
そして、④「自分の考えを述べる」こと。すべてを自分の言葉にする必要はない。17枚のうち、1枚は参考文献となるはずなので、16枚中2枚~4枚は自分の意見を述べて欲しい。反対にあまりに意見が多いとまずい。構成として、「はじめに」と「おわりに」が1枚ずつとなるので、「おわりに」の前が、「考察」や「課題」といった「自分の意見の場」となる。
「意見の場」ができれば、そこまでもっていく前提条件が必要となる。それが⑤-1「先行研究」であったり、自分が調べた⑤-2「調査結果」であったり、⑤-3「現状の問題点」といったこととなる。ここで、自分が問題と思っていることがでてくるわけだ。
私は、問題点を見つけると同時に、上記④が出来上がっている。逆に、④を導く材料を文献等で探し出すこととなる。だから読み進んでも、一貫している。
ただ、この方法うを取るためには、「自分の得意分野」でないとかなり厳しい。得意分野だから、ある程度の仮説・検証が済んでいる。だから、問題点も、課題もわかっているから、逆引きのレポート作成ができる。また、ひねった出題にも対応できる。
得意分野での勝負。得意分野に引き込むための単位取得計画。少ない労力で大きな成果を出すためには、このやり方をお勧めする。決して、自信のない分野で勝負をかけてはいけない。「彼を知り己を知らば百戦危うからず」という故事成語を噛み締めて闘って欲しい。