生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

私語の理由

2014年11月16日 09時39分58秒 | ちょっと立ち止まって・・・
昨日の日経新聞朝刊1面の「春秋」というコラムの欄より。

教育社会学を学んだ方なら知らないともぐりともいえる竹内洋先生が書かれた随筆を引用した記事があった。大学の授業中の私語について、昔の大学ではほとんどなかった理由を探っておられるのだが、「進学者が少数のエリートだった」「勤勉や忍耐が美徳だった」という理由以外に言及されている。

竹内先生は、大正時代の「東京帝国大学法学部教授授業怠業時間一覧」という資料を発見され、当時の学生が集めたデータを分析される。当時の高名な教授9名について、「休講」「遅刻」「早引け」の本来の授業時間から差し引きし、結果を見ると、実質的に高名な教授が授業をした時間は規定の「40%~60%前後」となったのである!

最も少ない教授は37%しか授業をしない・・・そして、「この怠業率の高さが私語なし授業のしかけだったのでは」と竹内先生はユーモアを込めつつまじめに主張されている!(笑)

機会が少なく、しかも短いとなれば、聴く側も真剣になる。「休講はよくない」とされ始めてから私語も増えたと竹内先生は振り返っておられる。近年は、学生の要望から出欠を重視し、「公平に」成績をつける流れも広がっているそうだ・・・

なんだろう・・・この違和感は?出欠重視っていうのは、正直、学生の学びの実績を無視した「事なかれ主義」とはいえないだろうか?

今、私は出席なしの大学院で学んでいる。先生の評価の対象は「レポート」しかない。まあ、大学と大学院は違いますから・・・と言ってしまえばそれまでだが、通信制大学だとしても、評価の対象は「レポート」や「テスト」が大きなウエイトを占めているのだから、通学生の「公平」に対し、通信生の「不公平」は顕著といえよう。

しかし、その「不公平」であるべき通信生への対応が最も「公平」とは言えないだろうか?どれだけ出席したとしても、寝ていたり、スマホや携帯で遊んでいたなら、知識の修得率はほとんどゼロであろう。たとえ出席していなくても、指定された図書を読み込み、しっかり学べば理解できることもあるし、そもそも、その先生の授業が劇的に面白くなかったり、分かりづらかったとすれば、出席を強要することの方が悪徳と思ってしまう。

原点に返って、我々は何のために大学で学んでいるのだろう?単位のために教室で時間をつぶすためなのか、先生に自分の存在を覚えてもらうためなのか、あるいは、今、自分の足りない知識や学びを教えてもらうためなのか?

私は、どちらかというと、先に述べた3つのどれにも当てはまらない。確かに、素直になって知識を習得したいという気持ちはあるものの、そもそも天邪鬼なので、先生の仰せになられたことを疑ったり、穿った見方をする中で、個人的には成長していると思っている。素直じゃない分、評価は低くなりがちであるが(笑)。

話戻って・・・とはいえ、現代社会においては、休講を増やしてもきっと私語はなくならないだろう。それだけ、学生が授業に価値を見出していないからである。もし、授業に対して、真摯に取り組む気持ちの欠片でもあるなら、学生サイドが「出欠重視で公平に」なんて要望がでるはずがない。当然、「しっかり、授業に集中して学習していますから、テストで習熟度を確認してください」となることだろう。真面目に学習する学生からすれば、授業中、私語や居眠り、ネットサーフィンをしている学生が、出席だけで単位を取得することを首肯することは困難であろう。でも、学生サイドから「出席重視反対~!」って一揆が起こった話は聴いたことないのだから、それを望む学生は皆無と思われる。

まあ、私個人的には、私語を無くしたいなら、講義に出席する学生の数を絞ればいいと思っている。そもそも、大量の学生を退屈な授業に囲うから、私語が生まれるのだから。
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レポート追い込み!

2014年11月16日 08時43分58秒 | 武蔵野大学大学院
といっても、私の話ではない。

武蔵野大学の図書館で借りていた本の延長ができないから、皆さんがレポートの追い込みに入ったことがわかるのである。私は、現在、各課題の参考図書を先行して?借りているのだが、本学では次の予約が入っていなければ長期間その本を借り続けることができる。

しかし、先々週と今回、「現代仏教特講」と「仏教史特講」の参考文献の延長が叶わず。この2科目は仏教学専攻の必須科目なので、きっと、履修されている方が予約を入れられたのでしょう。

やはり、皆さんも頑張っておられるのですね!私も、負けてはおられません。
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多摩学習センター!

2014年11月16日 06時34分18秒 | 放送大学
多摩学習センターでは5冊の本を借りてきました。

すべて仏教関連。本当に、最近、よく仏教を学んでいる気がしています。
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本日の機構!

2014年11月16日 06時21分55秒 | 大学評価・学位授与機構
放送大学多摩学習センターから予約している本が到着したとの連絡がありました。

それで5冊の本を借りに行くのですが、途中にあるのが機構!レポート試験まで、あと1ヶ月もないんですね・・・
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図書館!

2014年11月16日 05時31分51秒 | 武蔵野大学大学院
図書館に13冊の本を返して、新たに13冊の本を借りてきました。

レポート作成というより、特定課題研究演習を何にするかという11月30日までに提出しなければならない「第1次研究計画書(提出期限:11月30日、再提出期限:1月5日12:00正午)」を作成するためのものです。

集中的に仏教とかかわっていく中で、「仏教史」や「仏教美術」等、興味の湧いてきた分野もあるのですが、やはり、入学当初の「現代社会における仏教と心の癒し」といった、メンタルヘルス・カウンセリングへの可能性についてまとめたいと思っています。

範囲が広いので、絞り込む必要があるのですが、イメージ的に「少々弱っている人々に対する仏教カウンセリング」「自殺直前までかなり追い込まれている人々に対する仏教支援」「医療的に助からないところまで病状が進行している人々に対するビハーラ」と、3つのカテゴリーに分け、現代社会における仏教の可能性を研究したいと思っています。

やはり、クライアエトの状況によって、仏教が係っていく度合いや、係っていく形が違うのではという仮説から、現状を分析し、考察を加えるというもの。

おぼろげながらも、ようやく、そのような形でまとめられないかと思うようになってきました。
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キャンパスの風景

2014年11月16日 05時24分21秒 | 武蔵野大学大学院
やはり、この緑あふれる風景はいいですね。

大学のキャンパスならではの風景です。この風景と比べると、有明キャンパスはちょっと殺風景といえるのかもしれません。

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親鸞聖人!

2014年11月16日 05時22分23秒 | 武蔵野大学大学院
校門にある親鸞聖人像です!

仏教系の大学ならではの光景といえるのかもしれません。
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