もう少し休憩していいかしら。
修士論文もやらなけりゃと思っていて、ふと、思い出したことがある。常々書いているかもしれないが・・・
「専門家になりたけりゃその分野の本を100冊読め」ってことだ。
セミプロなら20冊程度でいいと思うのだが、やっぱり、その分野で言を述べるためには1冊の本という偏った読み方ではなく、複数の書籍を紐解いて欲しい。
また、できれば、感動した先生がいるなら、その先生の本を全てといわなくても可能な限り多数読んで欲しい。
そうしていくうちに、その分野におけるスキーマが形成され、見えないものが見えてくるようになる。
ただ、多くの本をよむだけで、その分野の専門家になれることがわかっていても、なかなかそれはできないことだ。(無論、本を読むだけでなく、先生の講演会に出席したり、先生と直接話したりすることも、きっと、本を読んでいるうちに必要だとわかるに違いないが、まずは本を読むことという意味で)
そもそも、私の生涯学習の軌跡は「本を読む」⇒「通信教育を受ける」⇒「大学にて学習する」⇒「大学院に行く」⇒「隣接する大学院に行く」といった流れである。それぞれの段階での限界に気づくことで、より、高いレベルでの学習に己を投じているに過ぎない。
高等教育専門機関に行ければベストであるが、社会人には時間がない。だから、手っ取り早く本を読んで欲しい。
好きな分野、マスターしたい分野の本を、まずは買い集める。ここがポイント、本は買わなければならない。参考程度にするなら図書館で借りればいいが、良いと思った本は手元においておくべきだ。
専門家になるためにはある程度の出費が必要となる。ただ、その出費は、社会人としての必要経費と思わなくてはならない。自己に投資すると思って耐えて欲しい。投資と言っても、企業の設備投資と同じで、企業がゴーイング・コンサーン=継続していくための最低限の追加投資なので、これを行わないと、いずれ、自分と言う「設備」は陳腐化し破綻する。
そもそも、なんらメンテナンスを行わない自分という、企業にとっては「設備」ともいえるヒューマンスキルは「使えねー」って評価を受けることとなる。
仕事が忙しいのはわかるけど、せめて、読書ぐらいはしておいて、自分の将来に損はないと思うのは私だけかしら・・・