新旧の鉄道&風景の撮影紀行

鉄道のある風景、京都をはじめ自然のある風景をカメラに納めてます!

トワイライトエクスプレスと北海道の旅(1)

2011年09月05日 | トワイライトエクスプレス

豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」は、ゆったりと豪華に線路上を移動し旅をクルージングする列車です。

夏の北海道の旅として往路にトワイライトエクスプレスを選んだが、実は2年越しの旅となります。

実は昨年4月頃に旅行社へ行って予約を申し込んだが7月から8月は全て満席で予約が取れなかっだので

この夏の北海道旅行は実現しませんでした。(秋、冬には乗車しましたが,今回は夏限定としての予約だったので)

今年こそは予約をと、5ヶ月前の2月になって旅行社のカウンターで7月の希望日を申しでましたが満席でした。

そこでやっと取れたのが7月17日分でした!

出発当日の京都は祇園祭の山鉾巡行の日です。京都駅の改札口には祇園祭PRの駒形提灯が飾られ祭り気分を盛り上げていました。

その中を1番線にEF8144号機牽引のトワイライトエクスプレス8001レ9連が12時23 分に0番線に入線してきました。

駅のアナウンスが「札幌行き」と言う言葉を聞くだけで北海道へ行くのだと言う実感が湧いてきました。(乗り鉄だからこその感想)

                                  京都駅0番線に進入するEF8144牽引の8001レ

 

指定券は5号車5番の個室ツイーンで二人用上下ベッドで就寝が出来るタイプで、個室に入ると間もなく車掌さんがやってきて

室内の説明、カードキーの使用方法等の説明を受けました。車内でくつろいでいると、車内アナウンスによる沿線風景として

琵琶湖、立山連峰、親不知などの紹介が行われる度に車窓に目をやりました。今回は、カメラ、ビデオカメラ、ICレコーダーで車窓、

車内などの記録に残そうという趣向です。

                                        

出入口    ドアー表示    オハネ25524     客車通路    洗面所

 

                             右にカーブしながらを車窓が流れる(客車通路から眺望)

 

1時半過ぎに食堂車(ダイナープレヤデス)に出向きデイナータイムとして、ビーフシチュー等に舌鼓を打ちながら車窓風景に目をやる

と言った贅沢な時間を過ごす事が出来ました。

 

                            以前に撮影した地上から勇姿(敦賀駅手前のカーブにて)

 

                          デイナータイムの食事(ビーフシチュー(妻)とカレー(小生)のオーダー)

 

列車は敦賀駅に入る前にEF81が数両待機しており、上りは敦賀で機関車交換する光景が目に浮かびます。

(8002レ、4002レが機関車交換を実施)

その他この3月に521系にバトンタッチして役割を終えた475系、419系が数多く保留しているのが目につきました。

 

                                   敦賀駅に進入前にEF81107.106などが待機する

 

                           景色が流れる車窓風景

 

                             以前に撮影した8001レの勇姿(大聖寺ー加賀温泉)

 

金沢駅付近では、新幹線の高架橋の建設が目につき、また国鉄色の489系?が留置されており先頭車は確認出来なかったがボンネットではないかと思いました。

489系のボンネット車は今年3月の臨時列車運転以降は運用がなく去就が危惧されています。

また、以前に訪問した時は485系が数多く待機していましたが、今年の3月ダイヤ改正で雷鳥が廃止されて寂しい限りです!

 

                         保線用ホッパー車に遮られて489系ボンネットかどうかは確認出来ず!

 

富山駅付近では、最近EF510に役割を奪われた大量のEF81が留置されており保留車になっているのではないか

と危惧しました。(但し、まだEF81牽引の貨物列車は見られる)  またラッセル車も多く留置されており冬に備えて待機していました。

 

                                    富山駅付近でEF81とラッセル車の留置車両

 

                                       富山地方鉄道の電車と並走する車窓風景 

 

今夜の夕食は,出来れば食堂車でフランス料理フルコースと行きたいとこですが、なにしろ12000円と1万円を超すのであきらめて、事前に日本海会席御前(6000円)

を予約していたので、食堂車スタッフが個室まで運んでくれるので自室で妻と二人で小宴会を開きました。家から持って来たプレミアム焼酎(魔王)とともに

                                   日本海御前の内容,味はいかが?

美味しくいただきました。その間も室内はクラッシックのBGMと軽快な線路のジョイント音を聞きながら車窓に目をやると、日本海のエメラルドグリーンが美しく

流れていました。但し、食事の内容は残念ながら数年前に食べた時に比べて豪華さ、味ともに落ちたという感想でした。

やがて北陸本線に別れを告げ信越本線に入ってくると、以前に撮影に訪れたことのある懐かしい米山、笠島、青海川、鯨波と言った海岸線を通過するころには、

夕日がオレンジ色に輝き始めて、今日一番のクライマックスシーンが訪れて列車クルージングではの醍醐味を味わうことが出来ます。

                          サロンカー サロンデユノールから見る日本海に落ちる夕日に感激!

 

                                         海岸線に落ちる夕日は素晴らしい!

 

 

                                      夕日が日本海にギラリと輝く光景をアップして撮影!

 

やがて越後平野に入り、千曲川の源流から日本海に注ぐ日本一長い信濃川(367km)に架かる鉄橋を過ぎる頃越後平野の彼方へ夕日が沈もうとしています。

トワイライトの銘々は「日本海の夕闇迫る黄昏と北海道の朝の黎明の朝を走ることをテーマに車体の緑色は日本海を、黄色は黄昏のトワイライト」を表しています

とのアナウンス紹介がありました。そのためにトワイライト専用車として電気機関車EF81と車体は黄色とグリーンの塗り分けが表現しているわけです。

 

                                    越後平野の山に夕日は沈もうとしています!

 

                                            山々と建物に落日する様子!

やがて、夕日が沈んだ後は漆黒の闇の中を、ただ二条のレールにジョイント音を響かせ、時たま[ピーー」と言うEF8144号機の汽笛が吹鳴されて北へ北へと

走行しています。             (次に続く)