新旧の鉄道&風景の撮影紀行

鉄道のある風景、京都をはじめ自然のある風景をカメラに納めてます!

旧北海道の撮影紀行 (3) 函館本線(長万部、倶知安)

2011年09月17日 | 函館本線

函館本線の上目名駅から長万部駅まで普通列車で戻って長万部機関区を訪れて撮影許可をお願いすると、

職員の方は、わざわざ内地からSLの写真を撮りに来たとのことで,当時は珍しかったのか快く承諾してくれました。

構内に入ると先ほど急行ニセコ1号の前補機を勤めたC622が疲れを癒すかのように白い蒸気が車体から漏れ出て駐機していた。

他にD52、D51、96、C55などのSLが出発したり、順次石炭の補給や点検などを行っていた。撮影後に事務所へ立ち寄りお礼の言葉をかけて駅に戻った。

長万部といえば駅弁の「かにめし」が有名なのでこれを食べないわけにはいかないので遅い昼食代わりに買い求めて早速賞味する。

長万部駅からは、下り急行二セコ3号103レに乗車する。駅のアナウンスでニセコ号の進入のあと「長万部~、長万部~、室蘭本線乗り換え~」のアナウンス

とともにC623牽引の下り急行二セコ3号がホームに到着した。やがて単汽笛1声でC622がバック運転で進みC623の連結器に「ガチ−ン」と連結される。

   

長万部駅に到着のニセコ3号 103レ (昭和46年撮影分)              長万部駅で給水作業中のC62

 

 

  

    長万部駅で重連になったニセコ3号103レ                二股ー蕨岱の急行二セコ 103レ

汽笛が2つ吹鳴すると急加速でポイントを渡って一路小樽を目指す 二股、蕨岱、黒松内、熱郛と通過して行き熱郛ー上目名間が20/1000の急勾配にさしかかる。

客車の先頭車に乗り、窓を少し開けてテープレコーダーのマイクを窓に挟んで走行音を録音するが、風を切る音が「ゴボ、ゴボ」と録音されていたが、やがて

急勾配に差し掛かるとブラスト音が大きく聞こえ始めて豪快なC62重連の音を録音する事が出来た!

             

  雪原を行くニセコ3号 103レ  

                                                                                          

外は次第に暗くなり景色は楽しめないが、走行音を楽しんでいるうちに、倶知安駅に到着したので下車して停車中の103レをバルブ撮影する。

倶知安駅で2機のC62が交互に給水作業を行い、炭水車上では石炭の山を均す作業が行われている。やがて汽笛が2声鳴った後ドレインを切って発車して行った。

発車後は、定宿であるニセコユースホステルに行き、久しぶり会うペアレントと歓談した後ベッドについた!


雪の倶知安駅でドレインを切って出発をするC62重連 ニセコ3号 103レ


以下は次に続く!



昔の東北、北海道撮影紀行 (3)  函館本線(上目名)

2011年09月17日 | 函館本線

:北海道撮影紀行(函館本線)

昨夜の青函連絡船の深夜便で青森から函館に早朝4時20分に到着です。

函館駅のプラットホームではDC急行が並ぶ中で、D51牽引の旭川行きの普通列車121レが既に停車していた。

6時過ぎに函館駅を発車し北海道への一歩を踏み出した。

車掌さんは人懐っこいアナウンスできめ細やかに「到着駅の時間、乗り換え案内、車内での注意事項など」を延々と説明されたので、

函館駅を出発して次の停車駅である五稜郭駅に到着してもまだ終わっておらず、この様な長いアナウンスは初めて体験でした。

(北海道の車掌さんは如何に親切で丁寧かを感心した次第です;このアナウンスは持参したテープレコーダーに録音)


              

                      函館駅にて旭川行き各駅停車   D51147号機                                                        函館駅を発車した列車

列車は駒ヶ岳を背景にした大沼、小沼の付近を通ってイカめしで有名な森駅に到着し、やがて噴火湾増沿いに列車はカーブ

を描いて進み長万部に到着後、10時半頃に出発して左にポイントを渡り室蘭本線と別れて急勾配が待ち受ける山線に轍を向けます。

列車は熱郛あたりから急勾配にD51は喘ぎやっと撮影地の上目名に昼前に到着、鉄道官舎以外は何も無いような駅です。

上目名駅の前後は20/1000の急勾配のサミットになっており、この急勾配を走行する上り急行「ニセコ号」の勇姿を求めて多くの

鉄道フアンの来るメッカになっています。急行二セコは、我国で最大最強のC62が小樽ー長万部で重連で運転されるその豪快な走りっぷりは

素晴らしい! かって東海道本線で特急つばめ号を牽引した栄光はC622のデフレクターにツバメのマークが輝いている!

早速、駅の北側のあるスノーシエードを潜り抜けて151キロポスト付近まで移動して高台に登ると展望が急に開けてニセコアンヌプリ等の

山々が雪を冠った綺麗な雪景色に出会いでした。列車はニセコの山並みの裾野から段々と二条の煙をたなびかせて近づいてくる。

そして豪快なブラスト音を5号オープンテープレコーダーで、勇姿をカメラと8mmシングルエイトで収録する念の入れよう!

                    

 上目名駅に到着した下り普通列車                               ニセコアンヌプリ等の山並みの雪景色(右端に小さく煙が見えるのがSL)


             

               急行「ニセコ」1号104レが驀進する!    

                            

ニセコ1号の後にやってくる上りD51普通列車を撮影してから再びスノーシエードを通り抜けて駅に戻り、次の普通列車で長万部駅まで戻る

 

 

 以下 次に続く