函館本線の上目名駅から長万部駅まで普通列車で戻って長万部機関区を訪れて撮影許可をお願いすると、
職員の方は、わざわざ内地からSLの写真を撮りに来たとのことで,当時は珍しかったのか快く承諾してくれました。
構内に入ると先ほど急行ニセコ1号の前補機を勤めたC622が疲れを癒すかのように白い蒸気が車体から漏れ出て駐機していた。
他にD52、D51、96、C55などのSLが出発したり、順次石炭の補給や点検などを行っていた。撮影後に事務所へ立ち寄りお礼の言葉をかけて駅に戻った。
長万部といえば駅弁の「かにめし」が有名なのでこれを食べないわけにはいかないので遅い昼食代わりに買い求めて早速賞味する。
長万部駅からは、下り急行二セコ3号103レに乗車する。駅のアナウンスでニセコ号の進入のあと「長万部~、長万部~、室蘭本線乗り換え~」のアナウンス
とともにC623牽引の下り急行二セコ3号がホームに到着した。やがて単汽笛1声でC622がバック運転で進みC623の連結器に「ガチ−ン」と連結される。
長万部駅に到着のニセコ3号 103レ (昭和46年撮影分) 長万部駅で給水作業中のC62
長万部駅で重連になったニセコ3号103レ 二股ー蕨岱の急行二セコ 103レ
汽笛が2つ吹鳴すると急加速でポイントを渡って一路小樽を目指す 二股、蕨岱、黒松内、熱郛と通過して行き熱郛ー上目名間が20/1000の急勾配にさしかかる。
客車の先頭車に乗り、窓を少し開けてテープレコーダーのマイクを窓に挟んで走行音を録音するが、風を切る音が「ゴボ、ゴボ」と録音されていたが、やがて
急勾配に差し掛かるとブラスト音が大きく聞こえ始めて豪快なC62重連の音を録音する事が出来た!
雪原を行くニセコ3号 103レ
外は次第に暗くなり景色は楽しめないが、走行音を楽しんでいるうちに、倶知安駅に到着したので下車して停車中の103レをバルブ撮影する。
倶知安駅で2機のC62が交互に給水作業を行い、炭水車上では石炭の山を均す作業が行われている。やがて汽笛が2声鳴った後ドレインを切って発車して行った。
発車後は、定宿であるニセコユースホステルに行き、久しぶり会うペアレントと歓談した後ベッドについた!
雪の倶知安駅でドレインを切って出発をするC62重連 ニセコ3号 103レ
以下は次に続く!