★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

** 乳癌 ** (その8・手術)

2006年01月12日 | 乳がん

☆★1997年の日記より★☆  
昨日の続きを綴ります。

【1997年5月27日・火】
いよいよ明日が手術。
今日は手術にむけての準備があり、朝から落ち着かなかった。
一日中あわただしく過ごした。

抗生物質のテスト、麻酔のテストがあり、
夕方には、部屋の方に、
麻酔科の医師が病室に説明にこられた。

私のような喘息患者にとっては、
全身麻酔は大変だということもわかった。

麻酔科の医師が、
「もしかしたら ICUで目を覚ますことになるかもしれない・・・」
とびっくりするような発言をされた。
私は、「あの・・・、そのまま目が覚めないこともあるのですか?!」と問い詰めた。

その医師から、
「喘息の方は、あらゆることを考えておいてください」といわれ、
気絶しそうだった。

だって、私はそのつもりで自宅を出てきていない・・・

とてもドキドキする・・・・・
 
早く手術が終わればいいのに・・・。

夜7時20分頃、
息子が関東から帰ってきて病室に顔を見せてくれた。
歯学部の大学生。

久しぶりに息子の顔を見て、
長生きしなくては・・・という気持ちになった。
やはり、家族のためにも少しでも長く生きたい!

無事手術がすみますように・・・。

 明日は頑張るよ!!


【1997年5月28日・水】

昨日、麻酔科の医師の説明を聞いて、
ストレスのためか、夜中に喘息の発作がでた。

朝、乳腺外科の担当のH医師が病室に来られて、
急きょ、全身麻酔→局所麻酔に変更になった。 
 

喘息のためだと思うけど、それはそれで不安だった。

13時30分、家族にVサインをしながら、
ストレッチャーで手術室へ・・・

5月14日に外来手術(日帰り)で乳房温存手術をしていて、
すでに癌の部分は取り除いてある。  
今日は、「腋窩リンパ節郭清手術

手術室に入ってからの時間は1時間くらいだけど、
手術時間は38分だったそうだ。

本来なら全身麻酔でするところを、
局所麻酔で手術なので、
痛みを和らげる点滴をしながら、スタッフの人達も大変そうだった。

とても親切な看護師さんが、
私の気を紛らわせるように、ずーっと話し相手になってくださった。

無事終了した。嬉しい。 
思っていたほど手術中に痛みも感じなかった。

術後も局所麻酔のため楽だった・・・。
創の痛みもなく順調・・・。
妹が、病院に泊まってくれて心強かった。
病院の方針としては完全看護だけど、
1~2泊までは個室の場合は許可がでた。
夜、喘息の発作がでて困った。

長ーい一日が終わった。
手術も終わった。


☆★=☆★=☆★=☆★=☆★=☆★=☆★   


私の癌の大きさは、2.2cmでステージⅡでした。

私は最初は乳房全摘出を望んでいましたが、
温存療法手術を勧められ、その方法を選択しました。

温存療法で手術をすると、
残った部分へ放射線治療をしたり、抗癌剤を服用したり大変です。

抗癌剤の副作用もあり、毎日点滴をうけていました。
点滴を受けなければ、疲れやすく、普通の生活ができなかったからです。

そんな必死の治療の甲斐もなく、
私は2度も再発を繰り返しました。
そして、最終的には乳房全摘出をせざるを得なくなりました。

どの病期からが、「乳房温存療法手術」の適用になるのか、
少し疑問をもっています・・・





Comments (4)
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