★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

*悔いのない生活を…*

2006年01月15日 | 乳がん

「貴方は癌です」と言われれば、誰もが落ち込むでしょう。
私も8年数ヶ月前に乳癌を、4年数ヶ月前には肺癌の宣告を受けました。

その宣告を受けたときは、「癌=死」と考え、
明日にでも死ぬかのような悲しみのどん底を味わいました。
宣告を受ける直前まで幸せだった自分が、
宣告を受けた瞬間から悲しみの主人公になるのですから、
穏やかな気持ちでいれるはずがありません。

宣告を受けたときのショックが少しおさまりはじめ、
なんとか自分の病気を受け止める覚悟ができた時、
いろいろな不安がよぎり始めます。

最初に、家族のことが頭をかすめました。
私がいなくなったら、
夫は・・・?
息子は・・・? 
どうなるだろう・・・?

そしてその後、身辺整理のことが心配になりました。
「このままでは死ねない・・・
部屋の中、引き出しの中を片付けておかなければ・・・」
と、
そんな焦りもでました。
でもそういう心理状態では、
落ち着いて片付けることもできないのです。

そしてこんなことも思いました。
「生きている間に、逢いたい人に逢っておかねば・・・」という焦りです。

ただ残念なことに、
「癌」という病気を宣告されたばかりの時って、
「逢いたいけど逢えない・・・」という不思議な心理状態です。

「人生一度だけだから・・・」と、
私はいつも思います。
日頃から、
悔いのない生活をしておくことが一番大切なのかなーと。

私にとっても、これからの人生で何が起こるかわかりません。
例えばまた、癌の転移や原発性の癌の宣告を受けることがあっても、
その中に深い意味を見つけ、
「つらいけれども病気と仲良くしていこう、
残された時間を大切にしていこう」
と、
プラスの感情をもつことができる人間になっていきたいと思います。

つまり、私たちにとって大事なことは、
自分を見つめ直し、
育て直していくことなのではないかなぁと
最近特に感じているのです・・・





Comments (2)
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